2-1. 申告書の全体像を理解する

申告書の作成前に、ざっくりとした全体像を理解しておくと作業がスムーズになります。
税金がどこでどのように計算されているのかがわかれば、作業途中で迷子になることもなくなります。
以下では、税額が計算されるまでの書類の流れを記載しています。

画面イメージ:税額が計算されるまでの書類の流れ

別表や様式は申告書書類の名称です。
別表四で税額のもとになる所得の金額を計算します。
所得の金額 = 損益計算書の税引後当期純利益 ± 各別表の調整 になります。

別表一では、所得の金額に税率をかけて、法人税を算出します。
六号様式、二十号様式では、法人税の金額を元に、税率をかけて、都道府県民税、市町村民税を計算します(法人税割)。
事業税は、六号様式で、所得の金額に税率をかけて計算します。