株式会社篠はらは、生活の3大要素の一つである「住まい」の仕事に携わらせていただき80余年、おかげさまで累計3万件を超える建物の施工を実施してきました。お客様の「住まい」を守るために大切なこと、それは厳しい気象条件から建物を守ることです。社員には、社訓【一致協力】の下、屋根・外壁など外装工事やリフォーム工事を通じて、お客様の大切な財産を守っているという自覚を持つよう、また一人一人が常に向上心を持ち、お互いを尊重するように指導しています。今時代の流れを見極め、日々精進、成長していきたいと考えています。
freee導入をきっかけに、社内の人事労務業務の見直しができました。
――freee人事労務の導入前、バックオフィスにはどんな課題があったのでしょうか。
紙のタイムカードで勤怠を行っており、毎月勤怠情報を手作業で集計していました。加えて、給与計算ではエクセルなどの計算ソフトを用いず手計算で行っていました。そのため、毎月、紙のタイムカードにて誤って打刻をしていないか情報を確認、問題なければ勤怠情報を集計し各従業員ごとにまとめなければなりませんでした。
給与計算を手計算で行っていたため、社会保険の料率改定や扶養親族の人数変更など、給与計算に影響を与える要素のいくつかで、ミスが生じていました。扶養人数を誤って数えていたり、昨年度の料率を参照してしまい、計算を誤ってしまうこともありました。改善しようにも給与計算は勤怠締め日・給与支給日との戦いでしたので、どれだけ気をつけていても焦りからミスが生じてしまっていたため、何か良い改善方法はないか日々模索しているところでした。
――freee人事労務導入のきっかけを教えてください。
きっかけは、長年人事労務業務に携わっていた担当者が人事労務業務から退くことを決めたことで、従業員への業務引き継ぎが必要とな ったことです。業務引き継ぎが発生したタイミングで、勤怠集計や給与計算作業の効率化に加え、「誰が引き継いでも業務が回る」体制を整える必要がでてきたのです。
業務の引き継ぎでは、これまで行っている業務についても整理が必要でしたので、引き継ぎと同じタイミングでシステムを導入すれば、「これまで」の業務の整理と「これから」の業務の検討の両軸を同時に実現できる良いきっかけになると考えました。
給与計算でのミスを削減。誰でも業務ができる体制へ
――freee人事労務の導入によって得られた効果はありましたか?
勤怠情報の手集計を行う必要がなくなったのが本当に嬉しいですね。freee人事労務上に集約された勤怠データから自動的に給与計算が実施されるようになり、集計作業にかかっていた工数がなくなったのです。
また、給与計算が勤怠情報を基に自動計算されるようになったことも大変うれしいです。社会保険の料率改定も自動で対応され、扶養人数については従業員情報を正しく設定しておけば良いので、当社が目指していた「計算ミスのない給与計算」を行えるようになりました。特に、扶養親族の年齢で扶養人数は変わりますが、扶養親族の生年月日を入力しておくと自動的に参入されるのが良いですね。
業務の引き継ぎについても滞りなく進めることができました。人事労務周りの業務を引き継ぎながらfreeeにも慣れていくことは大変なのですが、freeeでは有人導入サポートを受けることができます。わからない箇所があれば質問したり、テレビ会議で画面を見てもらいながら導入を進めることができたので非常に安心して進めることができました。
――最後に、今後の御社の展望をお聞かせください。
最終的には、人事労務に関する全ての業務をfreee人事労務で行うことを目指しています。現在は、人事労務freeeでの打刻ミスを防止する目的で、紙のタイムカードも予備打刻しています。あくまでもテスト措置であるため、最終的には打刻も一本化してfreee人事労務のみで行っていきたいです。