沖縄県大宜味村で、地域福祉に関わるさまざまな事業を行っている社会福祉法人 大宜味村社会福祉協議会。同法人では、心配ごと相談事業、福祉サービス利用援助事業、生活福祉資金制度など、行政・保険・医療などの関係分野と連携し、幅広い福祉活動に取り組んでいます。
「1人あたりの業務量が増加しているからこそ、それぞれの職員がどの程度負担を感じているのか把握していく必要がある」と話すのは、労務全般の管理職である前田さん。
職員をはじめとして、地域住民やボランティア、福祉を受ける当事者など、さまざまな立場の人が関わる職場だからこそ、人間関係から生じるストレスの管理や働きやすい環境作りは重要な課題といえます。
同法人ではそのような考えのもと、2024年2月にfreee人事労務 健康管理を導入し、職員のストレスチェックを開始。導入の経緯や生まれた変化についてお聞きしました。
ストレスチェックの効率化を目指してfreee人事労務 健康管理を導入
――職員数は18名とのことですが、freee人事労務 健康管理の導入を決めたきっかけを教えてください。
労務に関係するさまざまなシステムを見直す中で、健康管理システムの導入を検討していました。少し前にfreee人事労務を使い始めたこと、 メンタルヘルスチェックの管理もしやすそうだったことで、freee人事労務 健康管理の導入を決めました。
これまでにもストレスが原因で退職された方がいたりと、人間関係のストレスが原因で問題が生じている状況があり、そうした課題に対処する必要があると感じたことが、ストレスチェックを充実させようと考えたきっかけです。
――freee人事労務 健康管理の導入前にもストレスチェックは実施されていましたか?
メンタルヘルスチェックについては、当法人の就業規則にも記載していました。私は心理士の資格を持っているので、厚生労働省のサイトを参考にストレスチェックを実施していたのですが、分析などの対応がとても大変で、効率化を検討しなければならないとも感じていました。
職員への声かけや親睦会などを通じて職場環境を改善
――freee人事労務 健康管理を導入することで変わったことはありますか?
以前は、厚生労働省が提供しているテンプレートの設問を用いて、面接形式で職員一人ひとりのストレスをヒアリングしていたため、非常に手間がかかっていました。
freee人事労務
健康管理の導入後は、個人が空いている時間に回答してもらう形になったので、効率化ができているように感じます。また、管理画面で誰が回答していないかをすぐに確認できる点も、非常に便利です。
――ストレスチェックの結果を受けて取り組まれたことがあれば教えてください。
ストレスチェックを実施したのち、1ヶ月以内に施策を行いました。具体的には、親睦会などを開いて、職員同士の交流を深める機会を設けました。職員の入れ替わりなどで職場の雰囲気づくりが難しい時期もありましたが、リフレッシュができるような場を設けることで改善を図っています。