青森県を中心に事業を行うVISUALWEB合同会社。プラントの配管設計を請け負う会社として、2022年に創業しました。事業所を持たず、青森、東京、神奈川の三都県に在住するメンバーがリモートで働いています。
「好きな場所で仕事をするためには、クラウドサービスが必須です」と語るのは、代表の田中諒さん。個人事業主時代からfreeeを活用し、法人化の際には、5つのfreee製品を同時に導入しました。
代表の田中さんと同社の経理担当の松田麗奈さんに、freeeの活用方法や複数のfreee製品を導入するメリットについて伺います。
シンプルでわかりやすい操作性が魅力
――御社の事業概要について教えてください。
田中 諒 さん(以下、田中): 化学工場や発電所などプラント設備の配管設計を行っている会社です。現在、5名の従業員が在籍していますが、当社には事務所がありません。創業時からフルリモート体制で、メンバーはそれぞれ好きな場所で働いています。
例えば、私は青森県三沢市に在住しており、地域のスポーツや文化を支える活動も、会社の事業のひとつとして行っています。
――創業時からフルリモート体制とのことですが、社内のコミュニケーションはどのように取られているのでしょうか?
田中: チャットツールを中心にやり取りしています。打ち合わせなども画面共有でサクサクですし、本当に便利な世の中になりましたよね。所属メンバーは少人数ですが、まだ対面で全員集合したことがないんですよ。それでも仕事ができているわけですから、ありがたいですよね。
――バックオフィスの対応はどのようにされていますか?
松田 麗奈 さん(以下、松田): 私が一人で担当しています。3年ほど会計事務所に勤めたあと、父が創業した当社に入社しました。ある程度会計の知識はありますが、担当者が一人ということも あり、入社当時は少しプレッシャーを感じていたかもしれません。でも、freeeのおかげで苦労なく仕事を進められています。
――freeeの製品はいつからご利用いただいているのでしょうか? 導入のきっかけも教えてください。
田中: もともと個人事業主だったときからfreeeを活用していました。デザインがシンプルで「これならラクに仕事ができそう」と思ったのが、きっかけです。
実際に使ってみて、操作性もスムーズで、特に困ったこともなかったので、2022年の創業時には、「freee会計」「freee人事労務」「freee工数管理」「freee申告」「freeeカード」5つのfreee製品を導入しました。
社労士に頼ることなく、自分たちだけで決算から申告までできた
――松田さんはお一人でバックオフィスを担当されているとのことですが、freee製品はこれまでに使ったことがあったのでしょうか?
松田: 初めて使いましたが、特に困ったことや難しかったことはありませんでした。会計事務所で使っていたソフトと比較しても、大きな違いはありませんでしたし、freeeは、ヘルプ機能が細やかなので、わからないところがあっても自力で解決できます。
おかげで、初年度から私だけで決算から申告まで対応することができました。作業時間もあっという間でした。
田中: 会社員時代、年度末に経理のメンバーがすごく大変そうに働いていたので、決算から申告までの一連の作業は、到底一人で対応で きるものではないと思っていたんです。
しかし、個人事業主としてfreeeを使っていたとき、「こんなに簡単にできるの?」と驚いてしまって。社労士や税理士にアウトソースせずとも自分たちだけでひと通り完了できたのは自信になりました。
――freeeのサポートはよくご利用になられますか?
松田: この2年間で、一度だけ問い合わせのメールをしたくらいですね。わからないことがあると、まずはヘルプを確認して、自分たちで対応してみます。
それでもダメなら、問い合わせしています。ほとんどが自力で進められますし、間違えても修正できるので、試行錯誤しながら活用しています。
――複数のfreee製品を導入していますが、その点で感じるメリットを教えてください。
田中: 一番メリットに感じるのは、給与計算ですね。freee人事労務とfreee会計が連動できるので、業務がスムーズに完了できます。もしfreeeを導入していなかったらと考えると、ゾッとしますよ
松田: 連動性でいうと、freeeなら申告の際にも、会計データとの同期が簡易的で、自分たちで打ち込む必要がないのが、ミスも減らせますし、大きなメリットですね。
freeeは本業に集中したい人の力になる
――最後に、これからfreeeを導入しようと考えている方に向けて、メッセージをお願いします。
松田: freeeは専門知識がない方や初心者の方でも使いやすいツールだと思います。「この知識が絶対必要!」と高いハードルがあるものではないので、バックオフィス業務に不安がある方でも、安心して導入してもらいたいですね。
田中: 最初からfreeeありきだったので、もはや使わなかった時のデメリットがわからないくらいなのですが、これからの時代は電帳法の改正やインボイス制度といった法対応を含め、バックオフィスがやらなければいけないことが増えていきますよね。
日々の帳簿付けから決算まで一貫してできるのがfreeeの魅力です。少しでも楽したいと考えている人ほど、導入をおすすめしたいです。
私たちのように、少人数でフルリモート体制の企業の場合、クラウド会計システムは必須ではないでしょうか。経理周りの業務について、コスト面で悩まれている経営者の方は多いと思います。freeeは、バックオフィスのコストを下げて、本業に集中したい方に、ぜひ導入いただきたいですね。
実は、行きつけの飲み屋さんで「freeeが楽で使いやすいんだよ」と話をしていたら、つい先日、その飲み屋さんが導入していたんですよ。試せば使い勝手の良さや魅力を実感できるはずです。迷ったら、まず試してみるのがおすすめですよ。
(執筆:つるたちかこ 編集:ノオト)