freee販売がサポートする、クリエイティブな業務に集中できる環境づくり

株式会社COMBRIDGE&EB 代表取締役社長 殖栗 聡昭 さん 経理 松本 二葉 さん

課題
分散しているツールを一元化

株式会社COMBRIDGE&EBは、1981年に設立されたイベントの制作・運営を行う会社です。顧客のニーズを的確かつ安全に具現化し、念入りな事前準備から報告まで高品質なイベント運営を行うことで、大手企業からの案件も多数獲得。PR発表会、入社式、オープニングセレモニーなど、多数の実績があります。

今回は代表取締役社長の殖栗聡昭さん、システム導入・社内教育を担当した経理の松本二葉さんへインタビュー。freee販売の導入のきっかけや導入を検討する企業へのアドバイスなどをお伺いしました。

長年培ったノウハウに甘んじず、ニーズに合わせたコンテンツをアップデートし続ける

COMBRIDGE&EB


――コムブリッジさんの具体的な事業を教えてください。


殖栗さん(以下、殖栗): 弊社は1981年に創業したイベント制作の会社です。企業や団体から依頼されてイベントの制作・運営をするイベント受託事業をメインに営んでいます。小さい依頼も合わせると年間150件ほどの案件に携わっています。


――御社の特徴を教えてください。

殖栗: 代理店を通して企業や団体の仕事を受けているため、弊社には営業部がありません。営業をしない代わりにイベントの制作・運営・演出に集中し、高い質を担保しつつ、時代やニーズに合わせたイベントを制作しています。イベント制作のノウハウが蓄積されているため、大企業からのご依頼や重要なイベントをお任せいただくことも多いです。


案件ごとに売上・原価を管理しながら、電子帳簿保存法・インボイスにも対応

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――freee製品を導入するきっかけは何だったのでしょうか?

殖栗: 約30年間、システム管理を担当していたパートナーさんが急逝したことがきっかけです。その方がシステムの要件定義、サーバーの構築、セキュリティ管理など会社のシステム部分をすべて担っていました。


当時は複数のバックオフィスツールを使用していたことから、電子帳簿保存法やインボイスの対応のタイミングに合わせて、DXもかねて社内システムを一新するプロジェクトが始まりました。しかし、開発も進んでいたところでパートナーさんがいなくなってしまい……。その方にしか分からない情報も多く、新システム開発を断念したのです。

これまで使っていたツールを引き続き使用する案も出ましたが、インボイスへの対応が難しい。そこで新しく会計と案件管理ができるサービスを選定し、freeeに白羽の矢が立ちました。

――freeeを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

殖栗: 電子帳簿保存法やインボイスに対応できるうえに、弊社の案件管理方法に対応できるツールがfreeeのプロダクトのみだったためです。というのも、弊社ではプロデューサーやディレクター個人に指名でのご依頼が多くあります。そのため、“案件ごと”にメンバー個人が売上や原価、経費精算などの数字管理をできることが必須条件です。


さらに案件管理の都合上、経費精算と原価の項目を連携できる機能も弊社にマッチしていました。他社のツールではできないので、従来の管理方法を変更せずにシステム導入を実現できたことは、決め手のひとつですね。

松本さん(以下、松本): もともと『freee人事労務』を使っていたこともきっかけです。ツールを1本化したほうが連携がしやすいため、このタイミングでfreee会計とfreee販売も導入しました。


意図をくみ取ってくれるチャットサポートに感動

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――freeeを導入してみて感じたことはありますか?

松本: チャットでのサポートに、導入時からとても助けられています。実は、先に導入したfreee会計では導入支援をつけませんでした。まずは触ってみないと分からない、質問もできないと思って。


実際にツールを触ってみると、わからない点はたくさん出たのですが、そのたびにfreeeのチャットサポートに助けられました。

――どのくらいチャットサポートを利用しているのでしょうか?

松本: 月に70回ほど質問したこともありましたね。私の曖昧な説明も、不明点を言語化して、意図を汲み取りながら回答をいただけました。返答もスムーズで、サポートとのやりとりにはまったくストレスがなかった記憶があります。


最後の決済まで一度も転記が発生しない

――freee販売に感じているメリットはありますか?

松本: 経理の立場としては、転記によるミスを防げ、情報を集約する工数を削減できていると感じています。例えば、freee販売で発注書を作成、仕入れを登録します。その情報をfreee会計へ連携できるため、最後の決裁まで一度も転記が発生しません。


今までは複数のサービスを横断していたため、途中で転記作業が発生していました。転記作業はミスが起こりやすいので、複数人でチェックする作業が必要です。その上でなお、ミスが発生することもあります。


そんなミスが発生しやすい「転記」のフロー自体をなくし、チェックや情報集約にかかる工数が削減できたことはfreeeを利用する大きなメリットではないでしょうか。


殖栗: 経費精算の承認の工数が削減されたことも、マネジメントの立場から感じるメリットです。今までは領収書を見ながら手打ちで入力して、領収書原本を貼り付ける――なんて作業が発生していたので。


freeeなら写真を撮ってアップロードするだけで経費精算が完了します。クラウド管理ができるので、移動中に経費確認ができ、時間を有効活用できています。


バックオフィスの手間を減らしてやるべき事業やクリエイティブに集中できる組織づくり

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――今後の事業の展望をお聞かせください。

殖栗: 今後は会社をより大きくし、新しいメンバーもどんどん採用したいと思っています。新しいメンバーでも使いやすいfreee製品は、会社を大きくしていく過程で必要不可欠です。


また、ユーザーの要望を拾いあげ、頻繁にサービスの改善をしてくださる点も使いやすさにつながっていると思います。変化の早いユーザーニーズや制度に合わせアップデートを続けている点も、会社の成長に伴走するサービスとしての信頼につながっています。


――freee販売の導入を検討している方に、アドバイスをおねがいします。

freee製品を導入することで、“本来の事業”に集中できるようになります。例えば、私の場合は経費精算の承認の時間をイベント制作や今後の事業について考える時間に、松本は転記作業の時間を経営判断に役立つ数字の予測などを考える時間に使えるようになる。


freeeを導入することで、事業により集中できる環境をつくれるのではないでしょうか。


(取材:2024年3月)


Company Profile

株式会社COMBRIDGE&EB
設立:1981年7月
東京都港区三田三丁目9番11号 RandL TAKANAWA GATEWAY704
URL:https://www.combridge.co.jp/


事業内容

イベントの企画・運営・演出会社。クライアントの要望を正確かつ安全に発信し、事前準備から本番、事後の報告・対応まで高品質な運営を提供。商品のPR発表会、企業の入社式、オープニングセレモニー等、多数の実績を持つ。経理担当の松本が、freee販売の導入・運用の責任者。

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