――在宅訪問型の介護サービスを始められるとのことですが、起業のきっかけは?
保坂さん(以下、保坂) : 私たちは看護師や介護士として、病院の現場で働いてきました。医療現場は慌ただしく、患者さん1人に数分しか時間をかけられないこともしばしば。
「もっと落ち着いた環境で、患者さんの気持ちに寄り添いたいのに……」。そんなもどかしさから、ご自宅にお伺いして介護サービスを提供したいと思ったんです。
――起業の際、特に困ったことは?
保坂: 最初の一歩からつまずきました。起業知識がゼロなので、「法人登記」と言われても、どこにどんな書類を持っていけばいいのか見当もつかない。
困り果て、起業サポートのサービスに何件か問い合わせをしました。でも「その資金じゃ難しいですね」とあしらわれたり、適当な回答でやり過ごされたりと、散々で……。
高杉さん: 心身ともに疲弊しましたね。
途方に暮れていたとき、「起業ダンドリコーディネーター」というサービスをWEBで発見。すがるような思いで電話をかけました。
――担当の起業ダンドリコーディネーター(稲波)の印象はいかがでしたか?
張替さん: 最初の電話から丁寧に対応してくれて、ほっとしたのを覚えています。
資金が少ない私たちの事情を汲んで、freeeのサービスを予算内で最大限活用できるプランを提案してくれて、その誠実さに「この人に任せれば大丈夫」と思えました。
起業ダンドリコーディネーター稲波 嬉しいです。初めての起業は、きっと不安だらけ。定期的にこちらからもお電話をかけ、安心して進めていただけるよう心がけています。
それぞれの方に「今できる最大限」を教える、ひみつ道具のような存在になれればと思い、いろいろなご提案をしています。
金田さん: 多いときには週1回は電話していましたよね。定款や訪問介護の指定申請に関する専門的な質問から、くだらない世間話まで、たくさん時間をいただいてしまいました。
稲波さんは笑いも交えて、丁寧に話を聞いてくれるから、何でも話せてしまうんです。
保坂: 稲波さんの信頼できるところは、わからないことがあれば「わからない」と言い、しっかり調べて後日教えてくれるところ。
特に役所への申請は細かい部分であたふたすることが多く、稲波さんがいなかったら心が折れていたと思います。
理想の介護サービスを実現するために、これからもどうかよろしくお願いいたします。
起業ダンドリコーディネーター稲波: お力になれて嬉しいです。皆さんの起業への思いを背負い、必ず成功へ導こうと思っています。
ようやく登記が終わり、いよいよ事業が始まりますね。やるべきことはまだまだ出てくるので、引き続き一緒に頑張りましょう!