オランジェ株式会社は三重県伊勢市に本社をおき、結婚式場をはじめとした複合施設を運営しています。日々の業務での転記作業の多さに限界を感じ、業務効率化を目指してfreeeを導入しました。今回は、導入のきっかけや導入後の変化などを取締役の小河満美子さま、総務経理担当の薮谷志保さまにお伺いしました。
――貴社の事業概要について教えてください。
小河満美子さま(以下、小河): 結婚式場を運営しています。トップウエディングを中心に、パーティーの運営、常設しているカフェの運営をしております。設立して46年が経ちました。元々は結婚式の写真を撮っていましたが、結婚式をやってほしいという声が増えてきたため、ウエディング事業を展開し始めました。
――freee導入前のバックオフィスにおける課題は何でしたか?
薮谷志保さま(以下、薮谷): カフェで使用するレジの管理が不便でした。他の会計ソフトを使用していた際は、レシートを見ながら全ての情報を1つずつ手で入力していました。現状のままでもどうにかスムーズに業務ができないかと思い1か月分まとめて入力するなど工夫をしてみましたが、中々思い通りにはいきませんでした。
そんな中、本社のDX担当からfreeeを紹介されました。freeeを導入することでレジと連動ができるようになるため、毎日の売り上げが自動的にソフトに入ってくると知りました。実現できると業務がとても楽になるのではないかと思い、導入を検討することになりました。
一方でかなり躊躇もありました。お世話になっている会計事務所が紹介しているソフトをこれまでは使っていたため、すぐに使用方法について会計士に質問ができました。freeeを導入すると今までのように質問ができなくなりそうだと思い、システムを変えることには抵抗も不安も大きかったです。
freee導入で業務スピードが大幅アップ。80件あった転記作業もゼロに。
――導入後の苦労を教えてください。
薮谷: これまでの会計ソフトとfreeeでは仕訳の方法が違っていたため、慣れるまではなかなかスムーズにいかず、戸惑いも大きかったです。 本社が先にfreeeを導入していたため、迷った際は本社の経理担当に何度も指導してもらい、少しずつ慣れていきました。
――freeeを導入して実感した効果を教えてください。
薮谷:
導入前、課題に感じていた転記作業が無くなった点のインパクトが大きかったです。レジとfreeeを連動させたことで業務が大幅に減りました。
転記については、導入前は振込をするにも全て手入力で行っていました。70件〜80件ほどあったので、freeeを導入したことで金融機関への振込まで連動してできるようになり、手入力が全てなくなりとても楽になりました。
また、消込の漏れがなくなったこともfreee導入で大きく変わりました。導入前は通帳を1行1行確認しながら入力しており、最終の残が合わないことも度々ありました。合わない場合は全ての作業を再度確認し直していたのですが、今はfreeeを通して自動で情報が入ってくるので入力ミスや漏れがなくなりました。
メモタグの機能も便利です。最初に登録する作業は必要ですが、次からは入力が不要で勝手に情報を入力してくれるため、よく活用しています。freeeのUIUXは分かりやすく、どこに何を入力すると良いのか判断しやすいです。
freeeを導入したことで、導入前と比べて全体的な業務スピードが早くなりました。
freeeを使えば使うほど経理業務が楽になり、他業務に取り組む時間が生まれた
――今後、freeeをどのように使っていきたいですか。
薮谷: 今はまだfreeeを使う場面は会計入力のみです。しかし、クレジットカードを使って商品を購入することが多いのでfreeeカードを使ってみたいと考えています。その他にも、経費精算の機能もまだ使っていないのですが、カードや経費精算を活用するとより業務がスムーズになるようなので取り入れていきたいです。
freeeは機能がたくさんあるため、正直まだ使いこなせていないものも多くあります。そういった機能を使いこなしてより業務を楽にしていくことが目標です。
――最後に、freeeのクラウドシステムを検討している企業様に対してアドバイスをお願いします。
薮谷:
使いこなせばこなすほど業務が楽になります。他システムとの連動も出来るため、情報の抜け漏れが減り、全体的に業務がスムーズになることが魅力です。
業務がスムーズになると、自由な時間が生まれるため別の仕事が出来るようになり、残業をせずに 帰宅が出来るようにもなります。