2014年に設立し関東中心に橋梁の型枠工・型枠支保工などの工事を施工しています。
「人と人の繋がりを大切に」を企業活動の中心に置き、お客様との達成感と喜びを共に分かつため、日々いろいろな場面でお客様の声にお答え出来るよう、品質・技術・安全の高度化に社員一同、心を一つにして取り組んでおります。
変形労働制を採用していたこともあり、エクセルでの給与計算に限界を感じていた
――freee人事労務の導入前、 バックオフィスにはどんな課題があったのでしょうか。
岡崎様(以下、岡崎): もともと、従業員が日々の勤怠情報を月報と呼ばれるエクセルへ入力をし、毎月勤怠情報の集計を行って給与計算を実施していました。弊社は年単位の変形労働制を採用している関係から、土曜日の勤務が繁忙期と閑散期では変動的でした。月報への記載ミスがあるなど、正しい勤怠集計ができないことが課題になっていました。
また、残業代の計算もエクセルで行っていましたので、どこまでが所定の勤務でどこからが残業代に相当するかを計算して確認していました。この確認作業も煩雑で、従業員の給与に関わるため慎重に作業する必要もあり、時間を要している状態でした。
――freee人事労務の導入を決めたきっかけを教えてください。
岡崎: きっかけは、エクセルでの勤怠管理・給与計算に限界を感じたことです。元々は私が、勤怠集計や給与計算を行うエクセルを作成、管理していたのですが、法改正がされるたびに計算式を修正してチェックをしなければなりませんでした。この対応を継続することは難しいと考え、システム検討を始め、freee人事労務とfreee勤怠管理Plusを知りました。freeeでは集計した勤怠情報を基にして、給与計算を自動で行ってくれるため、計算式の確認は最小限になると考えました。
また、システムを導入することによって従業員自身が勤怠打刻を行うため、勤怠集計のための月報は不要になる点も魅力的でした。月報では勤怠打刻に誤りがあった場合でも、誤りに気がつくのが勤怠集計や給与計算を実施する時です。打刻をしたタイミングなど、より早い段階で従業員側でミスに気がつくような体制を作れないか検討しました。
――freee人事労務を選定する際に大事にしたポイントはありますか?
岡崎: 課題を解決できる点は当然大事にしたのですが、他にもサポート窓口がわかりやすい点も重要視していました。サービスによっては機能毎に問い合わせ窓口が異なっていて、「別の窓口で問い合わせてください」となることもあるのですが、freeeの場合サービス内で問い合わせ窓口が一本化されているので非常にわかりやすかったです。
freee導入により、従業員側でも給与計算の結果に納得感が生まれました
――freeeの導入によって得られた効果はありましたか?
岡崎: やはり、残業代の計算は相当楽になりました。freeeでは設定に従って、自動的に残業代を計算してくれることに加え、計算式を確認することができます。今では、計算式を確認しながら最終チェックを行なっているため、記入ミスなどは考慮しなくてよ くなりました。
また、従業員側でも残業時間や有給の残日数などの情報を確認することができるようになったことも喜ばれています。残業代についても、これまでは打刻の間違いがわかるのが月末ごろでしたので、修正を行う頃には従業員も当日の勤務状況を失念していることが多くありました。結果、残業時間を修正しても納得感が生まれにくい状況だったのですが、今ではシステム上で打刻間違いを行うとその場で、エラーメッセージが表示されるようになりました。その場でミスがわかるため、従業員にも十分に納得してもらってから修正をおこなっています。
――最後に、今後の御社の展望をお聞かせください。
岡崎: 今回の導入にて、勤怠打刻や給与計算の効率化を図ることができましたので、次は出来高管理に取り組みたいです。現場毎に、出来高やコストをしっかりと管理をして採算があっているかを見える化して、経営数値の改善に役立てたいです。
特に、受注している単価が同じ現場でも、交通費の支給有無や現場に行くまでのガソリン代などの詳細な情報の蓄積はまだ整備できていません。せっかく勤怠情報・給与情報が整備できましたので、より詳細な情報を用いて改善に取り組んでいきたいです。