2名の会社から小規模の企業様にマネジメントシステムを提供しております。
その会社の弱点を改善に向けアドバイスさせていただくとともに、ISOマネジメントシステムの認証取得をお手伝いさせていただきます。
富士市は製紙業のまち、製紙工場の下請け作業を請けています。3交替勤務や外仕事の人材が少ない中、うまく稼働するように工夫しています。
従業員数の増加に伴い、入退社時の書類管理が大変になっていました
――freee人事 労務の導入前、バックオフィスにはどんな課題がありますか。
芹澤様(以下、芹澤): 元々は、従業員数5名程度の規模の事業でしたが、元請からの現場数の増加に合わせて従業員数も増えました。近年は、現場数が増えており、ここ数年で従業員数も10名以上になっています。このような状況下で、従業員の情報管理と給与計算業務の効率化が課題となりました。
従業員を採用する際には、マイナンバーや入社書類などを預かることになりますが、これまで紙での保管をしていたため、情報の整理や取り扱いに苦労していました。私自身も現場で業務を行う際に、従業員の資格などの情報を確認しようと思っても確認できず、結局会社に戻って確認するなど手間がかかっていました。加えて、給与計算業務も私1人で行っていたため、従業員数が増えるにつれて「将来的に業務が回らなくなる」という漠然とした不安を抱えていました。
――freee人事労務の導入を決めたきっかけを教えてください。
芹澤: まずは、従業員情報の整理から始めようと思ったので、エクセルを用意して従業員情報を入力していました。ただし弊社の場合外部から社内のデータにアクセスできないため、現場からエクセルを確認をすることができず、不便さを感じていました。
そんな時、元請で勤怠システムを利用しているところがあり、実際に触ってみたところ非常に便利な印象を受けました。勤怠だけではなく、従業員情報も管理できるようなサービスがないかネットで調べました。そしてfreeeの存在を知り、「これはよいな」と思いましたので、すぐに問い合わせを行いました。営業の方の説明を聞き、非常にシンプルで使いやすい印象でしたので、すぐに導入を決定いたしました。
――freee人事労務を選定する際に大事にしたポイントはありますか?
芹澤: 1つのシステムで入退社手続き、勤怠管理、給与計算、年末調整などの労務業務に対応できる点です。給与計算のみ、勤怠管理のみなど各業務毎にシステムが分断されていないため、非常に使いやすい構成になっており、従業員情報の管理も手軽に行うことができます。
加えて、締め日・支払日を複数持つことができる点も魅力的でした。弊社の場合、現場毎に締め日と支払日が異なっているため、管理も大変でしたがfreeeでは複数の締め日・支払日情報を持つことができるため、弊社での運用にもピッタリと当てはまると感じました。
どこからでも情報を確認できるだけでなく、法改正への対応も安心です
――freee人事労務の導入で期待する効果を教えてください。
芹澤: 従業員情報が整理でき、情報にいつでもアクセスできることを期待しています。現場で従業員情報を確認する必要性がありましたら、すぐに情報にアクセスできるようになるので非常に楽しみです。
また、法改正への対応にも期待しています。例えば2023年4月から割増賃金率の変更がありましたが、弊社のように社長自身が給与計算を行っている会社では情報をアップデートするだけでも大変です。法改正自体は毎年のように行われるので、システムを利用することで自動的に法改正に対応できることを期待しています。
――最後に、freee導入後に描く御社の展望をお聞かせください。
芹澤: 現在、仕事を依頼されているものの体制を整えるために、対応を待っていただいている元請がいくつかありますので、従業員を積極的に採用して、事業拡大を行おうと思います。
最近では、求人を出しても応募が来ないため、ほとんどの従業員は既存の従業員からの紹介で採用しています。労務環境を整えることで、従業員の満足度も上げることができると思いますので、さらに紹介採用が進むように尽力したいと考えています。