株式会社カウシェは、「世界一楽しいショッピング体験をつくる」というビジョンのもと、総合ECプラットフォーム「KAUCHE(以下:カウシェ)」を運営しています。
カウシェでは、オンラインショッピングを単なる商品購入の場ではなく、「誰かと一緒に楽しむ」新しい購入体験として提供していま す。また、ユーザーがオンライン上で商品を育て、その成果を受け取ることができる「カウシェファーム」など、独自の仕組みを通じてオンラインショッピングに新たな価値を創出しています。
今回は、株式会社カウシェの人事・管理本部 執行役員である鍵原季宏氏に、『freeeカード Unlimited』の導入効果についてお話を伺いました。この導入により、月末・月初の会計処理が効率化されただけでなく、データの集約、業務の仕組み化、そして学習コストの削減にも成功しました。
導入事業社
課題
・利用明細が正しいか疑問を抱きながらの作業にストレスを抱えていた
効果
・業務フローがシンプルになり、月初の経理 業務が効率化
・業務がfreee会計上で完結するため導入時の学習コストを最小限に抑えられた
◼️導入背景・課題
データが適切に同期されず、業務負荷が増加
――『freeeカード Unlimited』を導入する前はどのような課題がありましたか。
鍵原様(以下、鍵原): 以前、別会社の法人カードを利用していましたが、カード利用明細とfreee会計のデータ連携に信頼性と効率性を欠いていました。
経理業務では、決済データが正確に連携されることが非常に重要です。しかし、過去に利用明細とfreee会計の同期エラーが発生し、そのズレを特定し、修正するのに、システムを行ったり来たりしたり、差分の資料を作ったりと、10時間以上を費やしたことがあります。
他の業務を抱えながら、100件以上の利用明細を確認する状況は非常に負担が大きく、「もっと付加価値の高い仕事がしたい…!」と感じるほどのストレスでした。この経験は今でも記憶に残っています。
それ以降、データの正確性を疑いながら確認作業を続ける日々が続き、本来の業務に集中できない状態が続きました。
◼️導入の決め手
会計システムとの強力なデータ連携と親しみのある操作性
――『freeeカード Unlimited』を選ばれた決め手は何でしょうか。
鍵原: 最大の決め手は、freee会計と『freeeカード Unlimited』の強固な連携でした。
経 理担当者にとって、100件のデータが100件正確に紐づいていることは非常に重要です。実際に『freeeカード Unlimited』を導入した結果、利用明細がすぐに同期され、会計処理を迅速に進められるようになりました。
また、バーチャルカード・リアルカードを無料で発行できる点や、領収書・レシート回収機能、さらにカードごとに限度額を管理できる仕組みも、メリットに感じましたね。
◼️『freeeカード Unlimited』の活用方法
サービスごとにカードを発行し予算管理を効率化
――『freeeカード Unlimited』を導入してから、実際の活用方法について具体的に教えてください。
鍵原: 契約しているSaaSツールごとなどに『freeeカード Unlimited』のバーチャルカードを50枚ほど発行しています。
以前は、発行コストの関係で部門や人の単位でカードを発行していました。
しかしSaaSツールを契約した担当者が異動や退職をしたときに利用していたカードを誰に移管するか、もしくは解約するかなど判断と対応が必要になります。
合わせて、退職後個人のカードを止めてしまうと、必要なSaaSも止めてしまう、という事業上リスクもあります。それを回避するために、カードの利用状況を退職が生じるごとに確認するのも大変でした。
この課題を解決するために、何枚でも無料で発行可能な『freeeカード Unlimited』を導入し、サービスごとにカードを発行する運用を取り入れました。
サービスごとに限度額を設定できるので 予算管理がしやすく、担当者の異動や退職時の対応も効率化されました。
この運用は広告でも効果が出ています。広告担当者のカードに広告費を紐づけると突然のカード停止時に担当者との確認が必要ですが、サービス単位でカードを発行し管理部門で一元管理することで特定のサービスだけ止めることが出来たり、その対応のためのコミュニケーションコストを最小限にできました。
◼️導入の効果
データ集約・仕組み化で業務負荷を軽減
――『freeeカード Unlimited』を利用して感じる効果やメリットについて、どのような所感をお持ちでしょうか?
鍵原: 『freeeカード Unlimited』に乗り換えたことで、業務負荷が大きく軽減され仕事の効率化が実現しました。
特に感じるメリットは「データの集約」「仕組み化」「学習コスト」の3つです。
データの集約
鍵原:
AIの発展に伴い「データの集約」はますます重要になりました。例えば、誰が、いつ、どの頻度で利用しているかといった情報は、今後業務効率化を進める上でさらに活用が進むと考えられます。
『freeeカード
Unlimited』とfreee会計の正確なデータ連携は、現在の業務効率化だけでなく、将来的なデータ活用の基盤としても大きなメリットに感じています。
仕組み化
鍵原: 業務をよりシンプルな流れに「仕組み化」することで、カードを利用する従業員と仕訳作業を 行う経理担当の負担を軽減することができました。
例えば、他社カードの明細を連携してfreee会計で仕訳を自動化したいと考えた時に、設定作業は他社カードの管理画面とfreee会計のどちらでやるのかと考えてしまいますが、『freeeカード Unlimited』ではfreee会計内で全てが完結するため判断に迷うことがありません。
こうした業務内の迷いや不明点が解消されることで、ミスが減り、社員のストレス削減ができました。
学習コスト
鍵原: さらに、業務改善に繋がった要因の一つが「学習コスト」を最小限に抑えられたことです。弊社のようなベンチャー企業では、限られたリソースを効率的に活用する必要があります。
一般的に新しいサービスを導入する際には、マニュアル作成や運用フローの整備、社内レクチャーなどで学習コストが発生します。これらは業務上の「見えない工数」となり課題として感じていました。
しかし『freeeカード Unlimited』は、普段から利用しているfreee会計と同じ画面で操作できるため、導入時の学習コストを最小限に抑えることができました。実際、使い方がわからないといった声は上がっていませんね。
『freeeカード Unlimited』は“決済の効率化の最適解”
鍵原: 決済の効率化において、支払い前後のプロセスを最適化し、透明性を高めることが重要になります。
『freeeカード Unlimited』のように会計システムと連携した法人カードは、経理担当者のみならず、従業員の負担を軽減し、新しい決済の仕組みをつくるための重要なツールになるはずです。