紙による残業申請・勤怠実績の集計を廃止、社内体制を構築することで、従業員満足度向上を実現!

課題
バックオフィスの体制構築・効率化

株式会社エバーコンサルは“橋のお医者さん”として毎年1000橋に及ぶ北海道の橋の安全を守り続けています。北海道には大小三万橋に及ぶ橋があって、私たちは日夜皆さんの足元を守ることに責任と誇りをもって働いています。鉄やコンクリートだって毎年古くなり劣化します。皆さんと共に限りある日本の大切な社会資本をこれからも守り続けます。

不透明な勤怠実績をシステム導入を通じて「見える化」へ

――freee人事労務の導入前、バックオフィスにはどんな課題があったのでしょうか。

工藤様(以下、工藤): これまで勤怠システムを利用しておらず、全て紙のタイムカードを用いて勤怠実績の集計・記録を行なっていました。弊社は各従業員が出張することが多く、オフィスで業務をすることが少ないため、勤怠実績の把握に課題を感じていました。


残業は事前申請制としていましたが、繁忙期になると事前申請がされないことも多く、月に1回まとめて申請があがってくることもありました。弊社は勤怠を15日に締め、当月に給与支給をするのですが、勤怠の締め日直前に残業申請がまとまってあがってくることもあり、給与支給日に間に合わせるために慌てて残業時間を集計することもよくありました。時には、勤怠を締めた後に残業申請があがることで給与計算をやり直すなど事務的な負担もありました。


また、弊社が顧客へ提供するサービスに関する請求は完了払いで実施することが多いため、資金繰りを考慮する必要があり、人件費を含むコスト管理が肝になってきます。しかし、先ほど申し上げた通り、残業代の集計が直前となるため、人件費の見通しを立てづらい状況でした。


当時の社内ルールはよく言えば柔軟だったのですが、事前申請する従業員としない従業員がいるなど個人により対応が異なっていたため、結果的に従業員の不平・不満につながってしまうこともありましたので改善が急務となっていました。


――freee人事労務を選定する際に大事にしたポイントはありますか?

工藤: システムの選定にあたっては、勤怠集計・給与計算システム関連で10社ほどの製品を比較検討いたしました。複数の製品を見る中で、部分的な勤怠のみや給与計算のみの機能を有している製品ではなく、人事労務から会計まで一気通貫で管理できるfreeeに魅力を感じました。


集計した勤怠実績や、支給した給与実績などの実績データをはじめ、各種実績値を簡単に確認できる点も大事にしていました。将来的には、実績データを活用して分析を行い社内改善を推進したい要望がありましたので、freeeは弊社の要望に合致していると感じました。


コスト管理だけでなく、従業員満足度の向上にもつながる社内改善

――freee人事労務の導入によって得られた効果はありましたか?

工藤: 残業時間の把握がリアルタイムになったことで、勤怠実績の把握とコスト管理が格段にやりやすくなりました。また、人事労務担当者だけでなく、各従業員や管理者側でも残業実績の把握が簡易にできるようになりましたので、社内にコスト意識が芽生えました。


また、従業員からは自分の有給残日数が確認できるようになった点も評判です。これまでは、人事労務担当者に問い合わせて残日数を確認していたのですが、システム上から確認することができるため人事労務担当者へ問い合わせる手間が省けました。


システム導入をきっかけに社内ルールの見直しが行われ、社内規則を制定しました。その結果、各従業員と面談した際に出てくる不平・不満がかなり減り、従業員満足度の向上につながっています。


――最後に、今後の御社の展望をお聞かせください。

工藤: 今回の導入で、勤怠実績をリアルタイムに把握することができるようになりました。次のステップとして考えているのが、勤怠実績データを活用した社内改善です。勤怠実績は毎月蓄積されており、様々な活用方法が考えられます。例えば、同じ業務を行っていても従業員ごとに必要な工数にはばらつきが存在します。多少のバラツキであれば仕方がないと思うのですが、大幅に異なる場合には、業務の進め方や作業方法に改善の余地があると考えています。


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