【税理士】
「あの、たかしくんは何の仕事をしてるんですか?」
【シモダ】
「わかりません」
【税理士】
「これは結論から言うと落ちないと思います」
【シモダ】
「え?! これダメですか? だって仕事で必要なものですよ?」
【税理士】
「ウンコって普通に暮らしてても出ますよね?
食費はその人の生活に必要なものでしょうし、特別な費用としては認められないと思います」
【シモダ】
「じゃあ仮にですけど、どうしてもトウモロコシの粒が入ったウンコが必要で、前日にトウモロコシばっか食べてた場合はどうですか?」
【税理士】
「何の仕事なんですか?」
【シモダ】
「わかりません」
【税理士】
「その場合は、まあ、トウモロコシ代は落ちるんじゃないですか?」
【シモダ】
「なんか投げやりになってきてません?」
【税理士】
「いや、さっきから何の話をしてるのかな、と思って」
【シモダ】
「そうですね。僕もよくわかりません」
【シモダ】
「変身ヒーローのあるあるだと思うんですが、これはやっぱり『服を脱いでから変身しろ』って指導されたりするんでしょうか?」
【税理士】
「前提が前提なので、もしもの話にはなってしまうんですが、これは経費で落ちるのではないかと思います」
【シモダ】
「お、本当ですか? 落ちる理由としては何でしょうか?」
【税理士】
「まずこれは力強さをアピールする演出になりますよね。そうするとヒーローとしてのブランディングにもなって利益に繋がるかと思いますので、経費として落とせるかな、と」
【シモダ】
「なるほど。じゃあ、服を破る変身シーンを誰も見ていなかった場合はどうなんでしょうか?」
【税理士】
「それはダメですね。誰かが見ていないと意味ないので」
【シモダ】
「誰かがいる時だけ威勢よく服を破って、誰もいない時は静かに脱いで畳む。そんなヒーローいたら嫌じゃないですか?」
【税理士】
「確かに嫌ですが、服代を経費で落としたいなら仕方ありません」
【シモダ】
「夢がないなぁ」
【シモダ】
「今日はとっても勉強になりました。どうもありがとうございます。最後に本日のおさらいをしたいのですが、いいですか?」
【税理士】
「ええ、どうぞ」
【シモダ】
「僕がこのパンティを完全に趣味で買ってたら、経費で…?」
【税理士】
「落ちません」
【シモダ】
「じゃあこうやって今、先生にパンティをかぶせれば…」
【シモダ】
「業務上のWEBコンテンツで使用することになるので、経費で…?」
【税理士】
「落ちます!」
協力:李総合会計事務所
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