「ファンドレイジング」という言葉をご存知ですか?多くの方にとっては耳慣れない単語ではないでしょうか。「ファンドレイジング」はNPO法人にとって非常に大事な仕事の一つです。この記事では「ファンドレイジング」のそもそもの意味や、具体的な取組内容、また「ファンドレイジング」を実際に行う「ファンドレイザー」についてご紹介します。
目次
ファンドレイジングについて
「ファンドレイジング」とは直訳すると資金調達を意味します。NPO法人をはじめとする民間非営利団体が資金を個人また法人、あるいは助成金などを通じて政府などから集める行為をさします。
ファンドレイジングはどうやって行う?
ファンドレイジングは単なる資金調達ではなく、民間非営利団体団体の解決したい社会課題や理想的な社会の姿をめざす活動に共感してもらい、その解決への参加を促進して社会をよりよくしていくための手段のひとつとされています。
手法としては会費や寄付、クラウドファンディング、補助金、助成金など様々ありますが、いずれの場合でも重要なのは団体の活動を広く知らせ、理解・共感してもらい、参加しやすい環境を整備することです。そのためには所属するNPO法人ではどういった手法が適切であるのかを見極めて、効果的な取り組みを考える必要があります。
具体的には寄附金を集める、という場合であれば時流に合わせて団体の活動情報をWEBやSNSで確認できるようにすることや、知ってもらう機会を増やすために広告やイベントを実施するケースもあります。
また寄附を気軽に行ってもらえるようオンライン決済の環境を整備したり、電子マネーで寄付ができるようにする、といったことも検討してみてもよいでしょう。
ファンドレイザーのになるには?
ファンドレイジングを専門として行う職業をファンドレイザーと呼びます。例えばNPO法人で勤務する職員が役割としてファンドレイザーを担うこともあれば、プロフェッショナルのファンドレイザーにプロボノとして参画してもらう、といった形もあります。
関わり方に問わず、プロフェッショナルのファンドレイザーとはどんな能力や知識が必要なのでしょうか。特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会では認定ファンドレイザーという資格制度を設けて、一定の広報スキルやプレゼンテーション力を持つファンドレイザーを認定ファンドレイザーとして資格を付与しています。
認定ファンドレイザーになるためには3年以上の有償での実務経験が前提として必要であり、そのうえで研修や試験をクリアする必要があります。実務経験がない場合でも准認定ファンドレイザーという資格を取得することができ、そこでもファンドレイジングに関する研修を受講した上で試験を受験できます。
ファンドレイザーは資格がないとできない、という職業ではありませんので必ずしも準認定、認定資格を取得する必要はありません。しかしながら、未経験者が初めて取り組むという際には体系的に学べるという意味で資格の勉強を行ってみてもよいでしょう。
まとめ
ファンドレイジングは、NPO法人の継続的な活動を行うために重要な仕事のひとつです。
広く活動を支援してもらい、資金を確保するために多くの方々へ認知を広げることも大切ですが、例えば寄付のご協力をしてくれた方へのフォローを充分に行い継続的な関係構築も大事な取り組みです。
そのためには誰がいつ、いくら寄付をしてくれたという情報を正しく記録する、またその情報をすぐに確認できるようにしておくことも忘れてはなりません。ファンドレイジングを効率的かつ確実に取り組めるよう、各種ツールも積極的に活用していくことをお勧めします。
NPOの事務を効率化する方法
NPO法人は情報開示の義務がある分、事務作業に追われて大変という声を多くききます。またNPOの管理部門に特化した専門家も数が限られているため、相談できないという悩みも。
特に会計領域はNPO独自の会計基準に沿うために苦労されている方も多いのでは?
そんなときはfreee会計を使うことで、NPO会計基準に準拠した書類作成はもちろん、日々の経理を効率よく行えます。
「自動で経理」で日々の帳簿付けを手軽に
銀行口座やクレジットカードを同期することにより、利用履歴を取り込めます。
取り込んだ明細は、「自動で経理」という機能を使ってカンタンに帳簿付けできます。収入・支出の登録はもちろん、売掛金や買掛金の消し込み、資金の移動なども記帳できます。
経営層にもわかりやすく伝わるレポートもかんたんに
「資金繰りレポート」では、今後のお金の出入りを踏まえた上で、資金ショートを起こさないか確認できます。直接法のキャッシュ・フロー計算書作成にも活用できます。
「損益レポート」を使えば、
- ある部門の損益状況を時系列で確認する
- 費用・収益の発生状況をグラフから確認する
- 利益水準が高い月は何月だったのか
などを確認できます。
ほかにも効率的な経理を実現するために数多くの機能があります。
- 仕訳帳・総勘定元帳のCSV/PDF出力
- 見積書/請求書/納品書の発行
- 入金確認や消込、帳簿への反映
- 支払管理や振込ファイルの自動作成
- 証憑管理(電子帳簿保存対応)etc...
今すぐfreee会計を使ってみたい方は、freee会計アカウントの新規作成(無料)ページからお試しください。