確定申告の基礎知識

確定申告の基本 これって必要経費として処理していいの?その1

確定申告の基本 これって必要経費として処理していいの?その1

フリーランスとして活動を始めると、個人事業主として毎日のお金の出し入れを記録しなくてはなりません。(会計ソフトfreeeを使っていれば大丈夫です)
事業で売上を上げるために必要な支出は「必要経費」として所得から差し引きすることができます。
必要経費の金額が大きくなればなるほど税金も安くできるというメリットがあります。
ただし、必要経費として処理できるものには法律上の制限があり、この制限を超えて経費として処理してしまうと、税務調査などで修正を指示されてしまうことがあるので注意が必要です。
今回はフリーランスの方のためにどこまでが必要経費として処理できるのかといったことについて考え方を説明します。

これって経費として処理していいかな?とお悩みの方はさくっとお読みください!

\勘定科目はAIで推測し仕訳登録!/

freee会計は、AIによる勘定科目推測で経理業務をサポート!

知識のない方でも、仕訳をサポートします。

   

注意!経費をしっかり計算しないと税金額がとんでもない金額に…

デザイナーやライターの方の場合、支出のほとんどは自分の生活費だけということも珍しくはありません。
そのような場合、自分の生活費については事業の経費とすることはできませんので、なにも検討しないと税金の金額が非常に高くなってしまいます(T_T)
そうならないためにも、必要経費として算入することのできる出費をしっかりと経費として処理することが大切です。

どんな支払が経費として認められる?

どんな支払を経費として処理することができるのか?の基本的な判断基準としては、「その支払が事業の収入に関連するかどうか」で考えると良いでしょう。
例えば、同じ外食代でも「誰と食事をしたか」によって経費として処理できるか否かが変わります。
たとえば、単に仕事とは全く関係のない学生時代の友人と飲みに行っただけであれば、ただのプライベートの飲み会ですので事業と関連があるとはいえず経費とすることはできませんが、得意先の人と一緒に食事をしたのであれば仕事の受注に繋がる可能性があるので経費として処理できる、といった具合です。
どのような支払が経費として認められるか、具体的に見ていきましょう。

交際費
交際費としては上記の例のように、「将来の仕事の受注に影響するかどうか」を判断基準にしましょう。
仕事関連の方との飲食や贈答は問題なく経費でOKですが、身内の方や友人などの場合、お仕事とプライベートの境界があいまいな方に対する支払は第三者に合理的に説明ができないのであれば経費として処理しないことも大切です。

旅費交通費
旅費交通費が経費となるか否かについては、旅費交通費を使って出向いた先で何をしたかが重要です。
たとえば、家庭の食材の買い物に行くために電車代を支払ったという場合には経費とすることはできません。
しかし、写真家さんが写真撮影を行うためにハワイに行った場合などの交通費は経費として処理できます。
仕事かプライベートかの判断で処理しましょう。

備品等の購入について
備品の購入に関しては、その購入したものを事業として使っていることが大切です。
パソコンなどの場合、プライベートでも使用するというケースも珍しくはないですよね。
そのような場合には使っている時間の割合などで家事支出と経費支出を按分(あんぶん)するようにしましょう。
例えば事業とプライベートで使っている時間が半分半分、という場合であれば10万円のパソコン代金は5万円だけを経費として処理するといった具合です。
こうした経費は税金の計算をする上で所得の金額から差し引きすることが可能になります。(下記計算式参照。実際にはここから所得控除がありますが単純化のために省きます)

(売上ー経費)×税率=税金

計算式をみると一目瞭然ですが、経費の金額が大きくなるほど税金は安くなります。
税金(所得税)の金額は年に一度「確定申告」という手続きで国に対して報告します。
確定申告では会計ソフトなどを使って作成した決算書類を提出するとともに、領収書類などの経費の根拠となる資料は数年間保管することが必要になります。

まとめ

今回は、フリーランスの方向けに経費処理のルールについて解説しました。
経費はルールにしたがって処理しておかないと後から税務調査を受けた時などに修正を指摘されてしまいます。
またその際に、領収書などの書類の確認もありますので大切に保管することが重要です。

税務署に指摘を受け数年分の経費処理について修正するのは大変な作業プラス多額な追徴課税になることが多いです。日頃から正しいルールに従って経費を処理しておくことはとても大切です。

少し前に東京都の知事がずさんな会計処理をしてた例がありますが、あのような経費の使い方だと問題があります。皆様ご注意下さい!

_doi5591_torimi

執筆: 田本 啓(税理士)

個人事業主の皆様、確定申告で大切な時間を割いていないでしょうか?業務に専念するお時間を割かないためにも、確定申告の処理方法や手続きの作業は我々プロにお任せ下さい。 領収書など経費がわかる書類やメモを頂ければ、様々な節税対策をご提案いたします。

確定申告を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。どちらを選択するにしても、期限までに正確な内容の書類を作成し申告しなければいけません。

確定申告書を作成する方法は手書きのほかにも、国税庁の「確定申告等作成コーナー」を利用するなどさまざまですが、会計知識がないと記入内容に悩む場面も出てくるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、確定申告ソフト「freee会計」の活用です。

freee会計は、〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポートします。必要な計算は自動で行ってくれるため、計算ミスや入力ミスを軽減できます。
ここからは、freee会計を利用するメリットについて紹介します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期して自動入力が可能!

1年分の経費の入力は時間がかかる作業のひとつです。freee会計に銀行口座やクレジットカードを同期すると、利用した内容が自動で入力されます。

また、freee会計は日付や金額だけでなく、勘定科目も予測して入力します。


freee会計 管理画面イメージ4

溜め込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.現金取引の入力もカンタン!

freee会計は、現金での支払いも「いつ」「どこで」「何に使ったか」を家計簿感覚で入力できるので、毎日手軽に帳簿づけが可能です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるため、初心者の方でも安心できます。


freee会計 管理画面の例1

さらに有料プランでは、チャットで確定申告について質問ができるようになります。オプションサービスに申し込めば、電話での質問も可能です。

freee会計の価格・プランについて確認したい方はこちらをご覧ください。

3.〇✕形式の質問に答えると、各種控除や所得税の金額を自動で算出できる!

各種保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は控除の対象となり、確定申告することで節税につながる場合があります。控除の種類によって控除額や計算方法、条件は異なるため、事前に調べなければなりません。

freee会計なら、質問に答えることで控除額を自動で算出できるので、自身で調べたり、計算したりする手間も省略できます。


freee会計 管理画面の例2

4.確定申告書を自動作成!

freee会計は取引内容や質問の回答をもとに確定申告書を自動で作成できます。自動作成​​した確定申告書に抜け漏れがないことを確認したら、税務署へ郵送もしくは電子申告などで提出して、納税をすれば確定申告は完了です。

また、freee会計はe-tax(電子申告)にも対応しています。e-taxからの申告は24時間可能で、税務署へ行く必要もありません。青色申告であれば控除額が10万円分上乗せされるので、節税効果がさらに高くなります。

e-tax(電子申告)を検討されている方はこちらをご覧ください。

freee会計 管理画面の例3

完成した確定申告書を提出・納税して確定申告が完了!

freee会計を使うとどれくらいお得?

freee会計には、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」というたくさんの声をいただいています。

税理士などの専門家に代行依頼をすると、確定申告書類の作成に5万円〜10万円程度かかってしまいます。freee会計なら月額980円(※年払いで契約した場合)から利用でき、自分でも簡単に確定申告書の作成・提出までを完了できます。

余裕をもって確定申告を迎えるためにも、ぜひfreee会計の利用をご検討ください。

freee会計で電子申告をカンタンに!

freee会計は〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポート!口座とのデータ連携によって転記作業も不要になり、入力ミスも大幅に削減します。