社用車を使用していれば、洗車代がかかる場面もあるかもしれません。業務で使用する車両の洗車代は、車両費・雑費・修繕費などで経費計上が可能です。

ただし、洗車代を仕訳するときにどの勘定科目が適切であるかは状況によって異なります。そのため、どの状況でどの勘定科目の選択が適切なのか、理解をしておくことが重要です。

本記事では、洗車代に用いる勘定科目、洗車代の仕訳例、洗車代を経費計上する際のポイント・注意点を紹介します。

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• 洗車代に用いる勘定科目
• 【車両費】
• 【雑費】
• 【修繕費】
• 【事例で解説】洗車代の仕訳例
• 社用車の洗車代として900円支払い、車両費として計上する場合
• 社用車の洗車代として900円支払い、修繕費として計上する場合
• レンタカーの洗車代として900円支払い、雑費として計上する場合
• 洗車代を経費計上する際のポイント・注意点
• 事業とプライベートの両方で使っている車両の洗車代も経費に計上できる
• 勘定科目は途中で変更しない
• まとめ
• 確定申告を簡単に終わらせる方法
• よくある質問

洗車代も車両費・雑費・修繕費として経費計上が可能です。洗車代に用いる勘定科目を以下で解説します。

「車両費」は業務に使用する車両に関する費用を計上するときの勘定科目です。

自動車税・ガソリン代・車検費用など車に関する費用は車両費で計上でき、洗車代も車両費として仕訳が可能です。車両に関する費用が多い場合には、車両費の勘定科目でまとめて計上しておくと経費が管理しやすくなります。

洗車をする機会が多くない場合や、車両に関する経費が年間で少ない金額しかかからない場合は、「雑費」として計上します。

雑費は事業上の費用でほかの経費に当てはまらない経費を計上するための勘定科目で、さまざまな少額の経費の仕訳に利用されます。

車両に関する費用が多く、管理が必要な場合は車両費での計上が一般的です。しかし、頻度が少ない場合は雑費で計上しても問題ありません。

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洗車代は車の維持のための費用と考えることもできるので、「修繕費」での計上も可能です。車の修理代を修繕費で計上している場合、洗車代も修繕費にすると管理しやすくなります。

ただし、修繕費には、建物・機械・備品などの修繕にかかる費用も含まれます。そのため、洗車代が車以外の経費に埋もれて管理がしづらくなる可能性もあり、注意が必要です。

洗車代を経費に計上する場合の具体的な仕訳例を確認しましょう。

社用車の洗車代に900円支払い、車両費として計上する場合、以下のように仕訳します。

車にかかった費用はまとめて車両費で計上する決まりがある企業の場合、上記のような仕訳となります。

社用車の洗車代に900円支払い、修繕費として計上する場合、以下のように仕訳します。

車にかかった費用は資産を維持するための費用と考えて修繕費で計上する決まりがある企業の場合、上記のような仕訳となります。

レンタカーの洗車代に900円支払い、雑費として計上する場合、以下のように仕訳します。

年に1回以下の頻度でしか洗車をする機会がない企業の場合、上記のように雑費として仕訳ができます。

洗車代の経費計上に関して、以下のポイント・注意点をおさえておきましょう。

個人事業主が事業とプライベートの両方で使用している車の洗車代も、家事按分をすれば経費に計上できます。

家事按分は、事業とプライベートを兼ねる支出について事業分の割合を算出して、事業分のみを経費に計上する方法です。

車の経費を家事按分する場合には、事業とプライベートのそれぞれの走行距離から、事業分の割合を算出して経費計上します。

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勘定科目は変更しないことが原則です。洗車代に限らず、同じ内容の支払いであれば同じものを使うことが基本です。

特段の事情がなければ、一般的に使用される勘定科目で一貫性を持って仕訳するように心がけましょう。

洗車代は車両費・雑費・修繕費として経費計上が可能です。

車両にかかる費用が多くまとめて管理する場合は「車両費」、頻度が少ない場合は「雑費」として計上します。車の維持の費用と考えて経費計上する場合は、「修繕費」も使用できることを知っておきましょう。

個人事業主が車をプライベートと兼用する場合も家事按分をして経費計上が可能です。なお、勘定科目は同じものを使うことが基本となるので、途中で変更をしないように注意してください。

本記事を参考に洗車代の勘定項目を正しく理解して、適切に経費計上しましょう。

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洗車代も経費として計上ができ、車関連の費用が多い場合は「車両費」、頻度が少ない場合は「雑費」を使用します。また、車の維持費と考えて計上する場合は「修繕費」の勘定科目で仕訳しましょう。

洗車に用いる勘定科目を詳しく知りたい方は、「洗車代に用いる勘定科目」をご覧ください。

洗車代を経費にする際に知っておきたいポイント・注意点は、主に2点あります。1点目は、個人事業主が車をプライベートと兼用する場合は家事按分で経費計上が可能であることです。2点目は、途中で勘定科目を変更しないことです。

洗車を経費に計上する際の注意点を詳しく知りたい方は、「洗車代を経費に計上する際のポイント・注意点」をご覧ください。