自宅にいながら、空き時間を活用してできる在宅ワーク。パソコンとインターネット環境があればできる仕事が多く、中にはスマホだけでできてしまうものもあります。時間も場所も問わないため、隙間時間を利用して収入の足しにしたい方や、自宅で働きたい主婦の方に人気の働き方です。
今回の記事では、副業の在宅ワークの概要から、案件別の収入、在宅ワークをする上での注意点などを解説します。
目次
在宅ワークとは?
在宅ワークとは、発注者から委託を受け、自宅で成果物の作成やサービスの提供を行う働き方を指します。具体的には、下記のような仕事があります。
<在宅でできる副業例>
- 文書、データ入力
- 設計、製図
- デザイン
- Webサイト制作
- プログラミング
- ライティング
- 翻訳
- リサーチ、分析
注文者と請負契約を結んで直接取引をする場合もあれば、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングのサービスを通じて取引をするケースもあります。
副業の在宅ワークのメリットとは
副業で在宅ワークをするメリットには、主に以下のことが挙げられます。
<副業在宅ワークのメリット>
- 自宅にいながら仕事ができる
- PCとネット環境が整っていればできる仕事が多い
- 自分のペースで好きな時間に作業ができる
- 子育て、介護などをしながらでも作業ができる
- 配偶者が転勤しても影響がない
- 煩わしい人間関係がない
副業の在宅ワークは、本業や家事のすきま時間を利用して収入を増やせるのが最大の魅力です。会社員の方だけでなく、子育てや介護で忙しい主婦の方にも人気が高まっています。また、基本的に必要なものはPCとネット環境のみなので出費がなく、始められるのも魅力のひとつです。
ただし、在宅副業の仕事は納期を設けられることが大半です。期限を過ぎないようにスケジュールの管理や、作業時間の確保は怠らないように注意しましょう。
副業の在宅ワーク、報酬の目安は?
在宅ワークは業務内容で報酬額が大きく変わります。プロジェクト単位で報酬額が事前に決まっている場合と、時給換算で稼働時間によって報酬額が変動する場合があります。
以下は在宅でできる副業の金額相場です。
仕事内容 | 単価・報酬額 |
データ入力 | 単純なコピー・ペースト作業:1件1,000円〜 |
データ収集・入力:1件2,000円〜 | |
文字起こし | 60分 2,000円〜 時間や話し手の人数によって変動 |
ライティング | 1文字0.5円〜 既存記事の修正作業:1件400円〜 |
Webデザイン | 店舗ロゴやチラシの作成:10,000円〜 |
動画編集:5,000円〜 | |
企業HPの作成:20,000円〜 企業規模によって変動 |
Webデザインなどの専門知識やスキルを要する業種は需要が高く、報酬額も高い案件が多いです。また、依頼する企業の規模によってはホームページ作成で報酬100,000円以上の案件もあります。完成度の高さやスキルが認められれば、継続して依頼されることも多く、副業としてかなり収入アップが見込めます。
ほかにも在宅でできる副業を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】
在宅でできる副業とは?未経験から専門職までご紹介
副業を始める前に知っておくべき注意点
副業の在宅ワークを始めるうえで、注意すべき点をまとめました。本業としている会社でトラブルが発生するケースや、確定申告のし忘れで追加徴税が課されるケースもありますので、事前に頭に入れておきましょう。
本業で副業が許可されているか確認する
まずは、自身の勤める会社が副業を許可しているのかを確認しましょう。会社によっては届出が必要な場合もあります。
また、副業を開始してからは体調管理やスケジュール調整を徹底して本業に影響が出ないようにすることが大切です。
参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」
所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要
会社員の方で「副業の所得が1年間で20万円を超えた場合」は確定申告をする必要があります。所得とは「売上-経費」のことです。例えば売上が100万円あったとしても、経費に85万円かかっていれば所得は差し引き15万円になるので、確定申告は不要です。
在宅ワークの場合、経費がかからない案件が多いです。自身の所得を把握して、必要であれば忘れずに確定申告をしましょう。
確定申告について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】
【初めての確定申告(2021年提出)】確定申告とは?やり方や期限、スマホ対応について
副業の確定申告をカンタンに終わらせる方法
年末調整をしている会社員でも副業をしていて、その副業の所得が20万円を超える場合には個人で確定申告が必要です。
確定申告には青色申告と白色申告の2種類がありますが、副業所得が「雑所得」に該当する場合は白色申告のみで青色申告は受けられません。
一方、副業所得が「事業所得」「不動産所得」に該当する場合は、青色申告が可能です。青色申告では、さまざまな節税メリットを受けることができる反面、事前の手続きや複式簿記での記帳が必要になり、白色申告に比べて申告準備に手間がかかります。
青色申告の準備や日々の記帳、申告書類の作成を楽にしたい方は、確定申告ソフト「freee会計」「freee開業」の活用がおすすめです。
ここからはfreeeを活用するメリットを、青色申告で確定申告を完了させるまでのステップにあわせてご紹介します。
青色申告するためのステップ1:開業届と青色申告承認書を作成・提出
青色申告するためには、「開業届」「青色申告承認申請書」を税務署へ提出しなければなりません。ここでおすすめなのがfreee開業です。
freee開業では、簡単な質問に答えていくことでこれらの書類を無料で自動作成できます。
青色申告するためのステップ2:日々の記帳
青色申告する準備として、日頃から帳簿をつけることが重要です。青色申告では複式簿記での記帳が義務付けられているため、会計知識が必要になります。
しかし、freee会計を利用すれば、現金での支払いも「いつ」「どこで」「何に使ったか」を家計簿感覚で入力できるので、毎日手軽に帳簿づけを行うことができます。自動的に複式簿記の形に変換してくれるため、会計・経理の経験がない方でも安心して利用できます。
青色申告するためのステップ3:確定申告書類の作成・提出
さらにfreee会計は、〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポートします。必要な計算は自動で行ってくれるため、計算ミスや入力ミスを軽減できます。
freee会計を使って自動作成した確定申告書に抜け漏れがないことを確認したら、税務署へ郵送もしくは電子申告などで提出して、納税をすれば確定申告完了です。
なお、納税方法はいくつかありますが、電子申告(e-Tax)がおすすめです。電子申告(e-tax)からの申告は24時間可能で、税務署へ行く必要もありません。青色申告であれば、控除額が10万円分上乗せされるので、節税効果がさらに高くなります。
電子申告(e-tax)を検討されている方は、freee電子申告開始ナビ(無料)をご覧下さい。
初めての青色申告で不安な方や、日々の記帳から確定申告まで効率的に行いたい方にはfreeeがおすすめです。ぜひご利用ください。
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まとめ
自宅にいながら、隙間時間やスキルを活用してできる在宅ワーク。収入の足しにしたい方や、これからのキャリアに活かしたい方には、とても魅力的な働き方です。
しかし副業で在宅ワークをする場合、どれくらいの時間をかけて、どれくらいの収入があるのかどうかをあらかじめ把握しておくことが大切です。
儲けた金額によっては、確定申告が必要なこともありますし、オーバーワークになってしまったら体調を崩してしまう可能性もあります。
今回の記事を参考に、副業の在宅ワークをスタートしてみてくださいね。