通勤の必要がなく、自宅にいながら自分のペースでできる在宅の副業は、会社員の方にとっても、小さなお子さんがいらっしゃる主婦の方にとっても魅力的ではないでしょうか。
副業で大切なことは、本業に影響が出ないようにすきま時間をうまく活用することです。また、一定の収入がある場合には、確定申告が必要なことを覚えておく必要があります。
この記事では、未経験からでも始められる仕事や専門知識を活かした仕事まで、在宅でできる副業の代表例を紹介します。また、副業を始める際に知っておくべき注意点なども詳しく解説します。
目次
在宅でできる副業のメリット
副業をすることで本業の給与とは別に収入を増やすことは非常に魅力です。経験でもできる簡単な作業だと報酬が安いことが多いですが、時間給ではないので、作業量に応じて収入を増やすことができます。
在宅でできる副業はクラウドソーシングサイトを活用した仕事が多く、PCとネット環境があればすぐに開始できます。就業時間がなく、空いた時間を使って作業を進めることができるので、副業が初めての方も挑戦しやすいでしょう。
ただし、在宅の副業だとしても、普通の仕事選びと同じく、自分の特性に合った業務を選ぶことが大切です。在宅の副業の多くは、一人でコツコツと作業を進めなければならないものが多いため、自分に合った仕事でなければ継続するのが難しくなってしまいます。
未経験でもできる在宅の副業
まずは、未経験でもできる在宅の副業についてご紹介します。未経験でもOKの場合は報酬単価や時給は低めに設定されていることが多いです。
ポイントサイトを活用したポイ活
ポイ活とは、ポイントサイトを利用してポイントを貯める活動のことをいいます。貯まったポイントで日用品などを購入したり、現金や電子マネーに交換ができます。
企業がポイントサイトに掲載した広告からサービスを利用することでポイント還元される仕組みになっており、ネットショッピングやクレジットカードの発行など日常生活のあらゆる場面でポイ活をすることができます。
スマホでも簡単に始められるので、通勤時間などのすきま時間を有効活用できます。
アンケートモニター
消費者向けのサービスや商品を開発している企業は、ニーズを把握するためにアンケートモニターサイトを利用して市場調査を行います。そのアンケートモニターサイトに登録してアンケートや調査に参加することで、謝礼をもらうことができます。
アンケートモニターサイトに登録するだけで始めることができ、スキルなども不要です。
フリマアプリ
メルカリなどのフリマアプリで不用品を販売し、収入を得ることができます。衣類や家電などの不用品を販売して得た収入は、非課税になるので確定申告の必要がありません。
※営利目的で販売している場合や、30万円以上する美術品などを販売した場合は確定申告の対象となります。
参考:e-GOV 法令検索「所得税法 第九条」
誰でもスマホで簡単に出品ができるため、出品数はとても多いです。商品の写真を見栄え良く撮ったり、商品の状態について詳しく書いたりと、売れるための努力が必要です。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、企業がインターネットを介して不特定多数の人に業務を委託するサービスです。クラウドソーシングサイトのランサーズやクラウドワークスに登録して、募集案件に応募すると、企業側がスキル面などを参考に応募者の中から選定します。
報酬額が高額な案件は専門的なスキルや経験が求められます。スキルを求めない文字起こしやデータ入力などの簡単な作業は募集こそ多いですが、未経験でも始められる作業が多いため、報酬額は安価なことが多いです。
しかし、PCとネット環境が整っていれば在宅でも作業のでハードルが低いので、副業を初挑戦する方やすきま時間を有効活用したい主婦の方にもおすすめです。
未経験で在宅の副業を始める場合はすぐに大きな収入を見込むのではなく、まずは経験を積むことを第一に考えることがおすすめです。
専門知識を活かした在宅での副業
デザイン、プログラミング、ライティング、語学など、専門のスキルをお持ちの場合は単価を高めに設定して在宅で副業をすることができるでしょう。
Webライター
サイト上のコラムやメディアコンテンツ、商品の紹介などを執筆する仕事です。文字数で単価が決まっているため、長い文章になるほど報酬も高くなります。ライターになるための資格などはありませんが、文章力のほかに、検索順位で上位に表示されるためにSEOの知識や情報収集スキルなどが必要なケースもあります。
未経験の方でライターを目指したい方は、口コミなどの文章が短い案件から挑戦してみるとよいでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは需要が高く、さまざまな仕事があります。また、在宅でできる副業の中でも高単価な案件が多く、単発的な案件でも一定の報酬額は見込めます。
今まで携わった作品やサイトなどをまとめたポートフォリオがあると、自分のスキルをアピールでき、報酬交渉などにも役立ちます。Webデザイナーとして副業を検討している方は準備しておくとよいでしょう。
写真販売
写真販売はプロカメラマンでなくても、写真販売サイトで自分の作品を販売できます。売上の一部が撮影者の報酬となります。
趣味で写真を撮っている人におすすめの副業です。撮影するものによっては外に出る必要もありますが、販売サイトへの出品作業などは全て在宅でできます。また、データとしてずっと蓄積されるので、在庫を抱えることなく、出品数を増やし続けることができます。
翻訳
ライティングの一種に翻訳の副業もあります。記事の翻訳だけではなく、動画の日本語訳や観光パンフレットの翻訳など、副業の内容は多岐にわたります。専門性が高いほど報酬が高くなる傾向があります。語学力に自信のある方や資格のある方は副業におすすめです。
株・FXなどの投資
投資や経済・外貨に興味がある方、資金に余裕がある方は、株やFXも副業としておすすめです。ただし、株や為替は経済や世界の動きを常にチェックしていなくてはいけないため、継続的な勉強と情報収集が必要になります。
在宅で副業を行う際の注意点
会社員の方は「副業の所得が1年間で20万円を超えた場合」は確定申告をする必要があります。所得とは「売上-経費」のことです。例えば、売上が25万円あり、経費に3万円かかった場合、所得は差し引き22万円ですので確定申告の必要があります。
主婦の方の場合、年収103万円以下であれば確定申告の必要はありません。これには扶養控除が関わってくるので、詳細は「確定申告をする必要はある?結婚して専業主婦になった場合は」をご確認ください。
確定申告には青色申告と白色申告があり、節税効果が高い青色申告がおすすめです。場合によっては、還付金という形で確定申告後に、まとまったお金が還ってくるケースもあります。
なお、青色申告を選択したい場合は、事前に青色申告承認申請書と開業届の提出が必要です。また、青色申告する場合も、白色申告する場合も、帳簿付けや経理作業が必要になります。
初めて確定申告される方は以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】
【初めての確定申告(2021年提出)】確定申告とは?やり方や期限、スマホ対応について
副業の確定申告をカンタンに終わらせる方法
年末調整をしている会社員でも副業をしていて、その副業の所得が20万円を超える場合には個人で確定申告が必要です。
確定申告には青色申告と白色申告の2種類がありますが、副業所得が「雑所得」に該当する場合は白色申告のみで青色申告は受けられません。
一方、副業所得が「事業所得」「不動産所得」に該当する場合は、青色申告が可能です。青色申告では、さまざまな節税メリットを受けることができる反面、事前の手続きや複式簿記での記帳が必要になり、白色申告に比べて申告準備に手間がかかります。
青色申告の準備や日々の記帳、申告書類の作成を楽にしたい方は、確定申告ソフト「freee会計」「freee開業」の活用がおすすめです。
ここからはfreeeを活用するメリットを、青色申告で確定申告を完了させるまでのステップにあわせてご紹介します。
青色申告するためのステップ1:開業届と青色申告承認書を作成・提出
青色申告するためには、「開業届」「青色申告承認申請書」を税務署へ提出しなければなりません。ここでおすすめなのがfreee開業です。
freee開業では、簡単な質問に答えていくことでこれらの書類を無料で自動作成できます。
青色申告するためのステップ2:日々の記帳
青色申告する準備として、日頃から帳簿をつけることが重要です。青色申告では複式簿記での記帳が義務付けられているため、会計知識が必要になります。
しかし、freee会計を利用すれば、現金での支払いも「いつ」「どこで」「何に使ったか」を家計簿感覚で入力できるので、毎日手軽に帳簿づけを行うことができます。自動的に複式簿記の形に変換してくれるため、会計・経理の経験がない方でも安心して利用できます。
青色申告するためのステップ3:確定申告書類の作成・提出
さらにfreee会計は、〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポートします。必要な計算は自動で行ってくれるため、計算ミスや入力ミスを軽減できます。
freee会計を使って自動作成した確定申告書に抜け漏れがないことを確認したら、税務署へ郵送もしくは電子申告などで提出して、納税をすれば確定申告完了です。
なお、納税方法はいくつかありますが、電子申告(e-Tax)がおすすめです。電子申告(e-tax)からの申告は24時間可能で、税務署へ行く必要もありません。青色申告であれば、控除額が10万円分上乗せされるので、節税効果がさらに高くなります。
電子申告(e-tax)を検討されている方は、freee電子申告開始ナビ(無料)をご覧下さい。
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