フリーランスはクレジットカードの審査に通りにくい、と聞いたことはありませんか?実際、会社勤めの時よりも収入が高いにも関わらず、クレジットカードの審査に落ちてしまった経営者やフリーランスの方は少なくありません。
しかし、フリーランスとして仕事をしていく上でクレジットカードがあると非常に便利です。
本記事では、フリーランスがクレジットカードの審査に通りにくい理由や、審査を通過するコツ、おすすめのクレジットカードと活用方法について紹介します。
目次
フリーランスがクレジットカードの審査に通りにくい理由
毎月決まったお給料が入金される会社員と比較すると、フリーランスはクレジットカードの審査に通りにくいという実情があります。
フリーランスには仕事の波があり、収入の安定性に欠ける側面があるためです。クレジットカード会社からするとカードの支払い遅延は極力避けたいため、フリーランスや起業家は審査に通りにくいのです。
実際、80歳過ぎの方や大学生が審査を通過したクレジットカードに、2社を経営する若い経営者が同時期に審査に落ちた、という話もあります。
個人用のクレジットカードは独立前に作っておこう
独立するとやらなければならないことが多く、極力ストレスや雑務は減らしたいところです。審査に通りやすいカードを調べる手間や、「審査に落ちたらどうしよう」と不安を感じる時間を減らすためにも、会社勤めをしているうちに個人のクレジットカードを作っておきましょう。
フリーランスとして仕事をする上で、クレジットカードがあると非常に便利です。
例えば、定期的に引き落としされるサービスの決済をカードの自動引き落としにすれば、いちいち振り込みをする手間が省けます。事業の備品や書籍の購入にネットショッピングを利用する際も、クレジットカードがあれば素早く決済できます。
フリーランスが独立後にクレジットカードを持つためのポイント
独立後にどうしてもクレジットカードが必要になった場合、必ずしも審査に落ちるとは限りません。
個人向けのクレジットカード
クレジットカードは、その発行元が流通系か、銀行系か、信販系かなどによって分類されます。個人向けのクレジットカードは特に流通系が審査に通りやすいと言われています。
個人事業主・フリーランス・法人向けのクレジットカード
事業経費を支払うことを目的としたクレジットカードを、「ビジネスカード」「法人カード」「コーポレートカード」などと呼びます。
事業向けのクレジットカードのなかには、フリーランスや個人事業主など小規模事業者向けに作られたものもあるため、そういったカードに申し込むのも方法の一つです。
事業用口座と紐づいたデビッドカードの活用
クレジットカードの審査に自信がない場合は、デビッドカードも選択肢の一つです。例えばPayPay銀行では事業用のVISAデビッドカードを提供しており、事業用の銀行カードとデビッドカードが一体となっています。
デビッドカードは即時引き落としのため、クレジットカードほど厳しい審査はありません。クレジットカードのように支払いを先延ばしにすることはできませんが、ネットショッピングなどをメインの目的とする場合はデビッドカードでも事足りるでしょう。
クレジットカード審査のポイント
個人向けクレジットカード、事業向けの法人カードに関わらず、カード審査を申し込む際にはいくつかポイントがあります。必ず審査に通るとは言えませんが、最低限以下の点を押さえておきましょう。
過去にカードの支払いを遅延していないか
もしすでにクレジットカードをお持ちであれば、そのカードの利用履歴がチェックされます。過去に支払い遅延やキャッシングを利用していなければ審査に通過する可能性は高いでしょう。
開業届を出しているか
開業届を提出しているかどうかも重要です。法人とは異なり、個人事業には登記制度がなく、開業届を提出しなくても罰則はありません。しかし、開業届を提出することで社会的な信用が増します。
開業届について調べたり、届出を手に入れるのが面倒な方は、freee開業の利用がお勧めです。freee開業は無料で利用できるサービスで、ステップに沿って情報を入力するだけで正確に開業届の記入が完了します。他に提出が必要な届出もあわせて出力可能です。
固定電話があるかどうか
クレジットカードに申し込む際、固定電話の記入が必須になっているケースがあります。自宅に固定電話がない場合は、IP電話でもいいので番号を持つことをおすすめします。
フリーランスと法人クレジットカード(ビジネスカード)
前述したように、クレジットカードには個人カードと法人カードがあり、フリーランスとして仕事をする際は、事業用の法人カードを持つことをお勧めします。事業用のカードを持つと、下記のようなメリットがあります。
経理管理 | 個人用のカードで決済するとプライベートの出費と混同しがちだが、事業用のカードを持てば何に経費を使ったか管理しやすくなる。会計ソフトと連携させればさらに便利。 |
年会費を経費計上できる | 個人用クレジットカードの年会費は経費として計上できないが、事業用クレジットカードの年会費は経費にできる。 |
資金繰り対策 | 突発的に資金が必要になった際、クレジットカードで決済すれば支払いを1-2ヶ月遅らせることができる。資金繰り対策として有効。 |
限度額 | カードによっては、会計ソフトのデータを元に利用額を柔軟に変更できる。 |
最も大きなメリットは、経理管理と資金繰りへの活用でしょう。フリーランスとして活動していく上で避けてて通れないのが確定申告です。確定申告をスムーズに行うためには、日々の経理をいかに効率よく、わかりやすくするかが重要になります。
また、手元に現金が不足している際に、クレジットカードで決済をすれば支払いを先延ばしにすることが可能です。
フリーランスがクレジットカードを選ぶポイント
フリーランスにとって多くのメリットがあるクレジットカードですが、「どれを選べば良いかわからない」と、迷う方も少なくありません。
クレジットカードを作る際は、下記の項目をチェックしながらご自身に合ったカードを選ぶことが大切です。
- 年会費
- 限度額
- 付帯サービス(空港ラウンジの利用や旅行保険)
- ポイント還元率
- 割引サービスなど(飲食店など各種サービスの割引)
ビジネスカードの場合、年会費は経費計上可能と前述しましたが、独立したての頃はよほどカードの利用額が大きくない限りは年会費も節約した方が良いでしょう。最初は年会費無料のカードから始め、利用額が上がったり、付帯サービスを利用するメリットがある場合に、ゴールドカードやプラチナカードの申し込みをするのが無難です。
事業運営には法人カードの活用は必須
経理の効率化、ポイントや特典の活用、資金繰りなど、事業用クレジットカードには多くのメリットがあり、経営者であれば1枚は持っておきたいところです。
しかし、「起業・開業するとクレジットカードの審査に通りにくくなるのでは?」と不安に思う方や申し込みをためらう方も少なくありません。
そこでfreeeでは、事業を運営されている方に特化したビジネス用のクレジットカードを提供しています。忙しい方でも、オンラインで申し込みが可能です。
freeeが提供する法人カードのそれぞれのブランドごとに特徴や特典についてご紹介します。
freeeカードUnlimited
freeeカードUnlimitedは、freee finance labが発行する法人事業者向けのクレジットカードです。カードブランドは、シェアNo.1国際ブランドのVISA(3Dセキュア2.0対応済)なので、安心して利用できます。
freee独自の与信モデルを採用しており、代表者保証無しで利用限度額は最大1億円(*1)です。その他にも、海外決済手数料が無料なのでコストを削減でき、追加カードの発行は親カードと合わせて100枚まで無料なので従業員の増加にも対応しやすいです。
(*1)freee会計に同期されたデータに基づき個別に算出
freeeユーザーにおすすめの法人カード
- 最短即日同期:カード利用後、明細を最短即日でfreee会計へ同期します
- 最大1億円の限度額:freee会計のデータに基づいた独自の与信モデルで審査します
- 無料で作れる:年会費やカード発行手数料は無料で、追加発行も100枚まで無料です(*2)
(*2)2023年12月末まで
freee Mastercard
freee Mastercardは、ライフカード株式会社が発行する事業用クレジットカードです。freee Mastercardの一般カードは年会費は永年無料、freee Mastercard ゴールドカードの年会費は2,200円(税込)で、初年度は無料です。
利用限度額が10〜500万円までの「ライト」ならば、決算書を用意せずに代表者の本人確認資料のみでWebから申し込みができます。加えて、最短3営業日で発行可能な点も魅力のひとつです。
また、freee会計の2,000円分ディスカウントクーポンや税理士・会計士などへの無料相談特典が付帯します。
個人事業主におすすめの事業用カード
freee Mastercard ライトならば
- 年会費無料:年会費が永年無料でETCカードも利用可能です
- すぐ使える:申し込みはWebで完結し、最短3営業日で発行できます
- 会計ソフトと同期:freee会計にカード明細を同期できます
申し込みはどちらもWebで完結でき、最短4営業日で発行可能です。
利用限度額は10〜500万円、freee会計の2,000円分ディスカウントクーポンや税理士・会計士などへの無料相談特典が付帯します。
さらに、ゴールドカードには海外・国内旅行保険や国内空港ラウンジの無料利用サービスも付帯しており、ポイント還元率は0.5%(*3)です。
(*3)1,000円につき1ポイントが貯まり、1,000ポイントでJCBギフト券5,000円分と交換可能です。
申し込み前に入会可能か診断することができるので、気になる方はご確認ください。