山梨県・石和温泉に「鉄道と温泉にどっぷりつかろう」をコンセプトとする「鉄道ゲストハウス鐡ノ家(てつのや)」。
オーナーである山田氏は、比較検討したうえでfreee会計を選びました。
レジシステム、決済サービス、Eコマースなどと連携することで、手入力を最小限にして、経理作業の効率化に成功しています。
鉄道ゲストハウス 鐡ノ家について
首都圏から2時間、山梨の温泉地にある鉄道ゲストハウス
2018年5月から、山梨県・石和温泉で「鉄道ゲストハウス鐡ノ家(てつのや)」を開いています。コンセプトは、「鉄道と温泉にどっぷりつかろう」。宿の裏を走り抜ける中央本線を鑑賞できるだけでなく、館内の大広間には大型の鉄道模型もあります。また、天然温泉を引いているため、ゆったりお風呂に浸かっていただけます。
鐡ノ家を開く前は、都内の電機メーカーに勤務していました。仕事の忙しさから体調を崩し、リフレッシュも兼ねてとある宿に泊まりに行ったときに「これくらいの規模の宿なら、自分ひとりでも運営できるのではないか」と思い、ゲストハウスを開こうと考え始めました。 その後、ゲストハウス開業合宿に参加してコンセプトを考える中で、もともと好きだった鉄道に特化した宿にしようと決意。「首都圏から2時間以内」「鉄道の線路の近く」「温泉の近く」という条件で物件を探していたところ、現在の場所に巡り会い、鐡ノ家を開きました。
freee会計導入のキッカケ
単なる会計ツールではなく、ビジネスを円滑に進めるためのツール
開業直後はExcelで経理作業を行っていたのですが、まもなく会計ツールを導入することにしました。税理士さんと相談した際にも、特に会計ツールの指定はされなかったので、比較サイトなども参考にしながらさまざまなサービスを調べてみることに。
その中からfreee会計の導入を決めた一番の決め手は、Airレジと連携していたからです。レジシステムとしてAirレジを導入することになっていたため、連携している会計ツールならスムーズに経理作業が行えるだろうとイメージできました。もうひとつの決め手は、freee会計を提供しているfreee株式会社が若い企業であること。機能のバージョンアップも速く、新機能のリリースも期待できるだろうと思ったのです。会計ツールを使うのは初めてなので、どのツールを導入しても、ゼロから使い方を覚えなければなりません。それならば、機能が充実している会計ツールを利用してみたいと思ったのです。
また、freee会計は単独で完結する会計ツールではなく、ビジネスを円滑に進めていくことを目的にしたツールです。そのため、他のサービスと連携しながら、経理作業をできるだけ省力化したり、データを活用できる体制を整えたりすることもできます。こうした点も魅力的に感じました。
freee会計導入後の効果
さまざまなサービスと連携し自動化することで、手作業が最小限に
freee会計の操作に取り掛かってみると、操作がわからない場面はありましたが、ヘルプページの内容が非常に手厚く、親切に記載されているため、ヘルプページを参照して疑問を解消しながら操作を進めていくことができました。
freee会計は他サービスとの連携の柔軟性が魅力だと感じていたので、さっそくさまざまな連携を試してみました。たとえば、Airレジと連携しているので、翌日には売り上げがfreee会計に自動的に反映され、手入力は必要ありません。また、鐡ノ家では現金だけでなく楽天ペイなどの電子決済にも対応しているのですが、それらとも連携できて決済データが反映されます。このような決済サービスは支払いの際にポイントを活用でき、お客様にとってお得なため、現金以外の支払いにも対応したいと思っていたので、連携できて安心しました。私はひとりでゲストハウスを運営していて、経理作業に多くの時間を割くことは難しいので、とても助かっています。
洗剤などの消耗品はAmazonやLOHACOで購入することも多いのですが、その購入履歴もfreee会計に連携されて一元管理できています。他に、買い出しに出たときは領収書をfreee会計のアプリで撮影するだけで簡単にデータとして取り込むことができる点も便利ですね。さまざまなサービスとfreee会計を連携して自動化ができているので、チェックイン対応の合間に1回10分程度作業をするだけで経理作業は完了します。
また、レシートや決済関連の資料を取引に紐付けておくと、業者さんからの前回の卸値を調べる際など、後で探すときに楽なので、ファイルサーバ的な使い方もしています。
今後の展望
休息が必要なときは、ぜひ鐡ノ家へのんびりしに来てくれたら
2019年5月で、鐡ノ家はオープン1周年を迎えました。お一人様から家族連れの方まで、多くのゲストさんに訪れていただいて、とても密度濃く、楽しく交流ができ、充実した日々が過ごせています。全国から訪れていただいているため、「全員集合!」はなかなか難しいかもしれませんが、ゲストさんを集めたイベントなどの機会も設けたいと思っています。また、まだまだ鐡ノ家のことを知らない人の方が多いので、知ってもらって、泊まりに来ていただけるよう、広報活動にも力を入れていきたいです。
私自身がそうでしたが、東京で毎日一生懸命仕事に没頭し、所属するコミュニティが会社だけとなってしまうと、どうしてもしんどくなることがあるものです。ぜひ、いつでも鐡ノ家へ休息に来てください。たとえば、金曜の会社終わりに駅弁とビールをおともに「かいじ117号」に乗って来ていただくのもおすすめです。また、新宿で23時まで飲んでいても、最終の「かいじ123号」に間に合いますよ。バイクや自転車のライダーさんであれば、屋根付き・鍵付きの駐車場・駐輪場も完備しているのでご安心ください。
鐡ノ家はゲストハウスなので、いろんな方が宿泊しており、コミュニティスペースで交流することもできます。バックグラウンドの違う方と話す中で、心が楽になったり、悩みが軽くなったりすることもあるかもしれません。ぜひ、いつでも宿泊をお待ちしています。