freee会計との連携で月次決算を10日短縮。11枚の追加カード発行で部署別の統制管理も効率化

株式会社リビングハウス 経営管理本部 コーポレート部 部長 森 様
主任 野村 様

課題
月次決算を早期化し事業の意思決定スピードを上げたい

株式会社リビングハウス様は「心ひろがる世界に住もう。」をコンセプトに掲げ、家具・インテリアの小売事業をメインに、モデルルームや戸建住宅の空間コーディネートや店舗プロデュースなど多彩な事業を展開している会社です。


同社では、月次決算のスピード化を実現するため、freee会計と最短当日に同期できる「freeeカード Unlimited」を導入しました。導入に至った経緯や現在の利用状況、得られているメリットなどについて、経営管理本部コーポレート部 部長の森様と主任の野村様にお話を伺いました。

【導入企業様の紹介】

家具・インテリアの小売事業を中心にBtoBや地方再生事業も手掛ける

――まずは貴社の事業内容とご担当の業務を教えてください。

森様(以下、森): 弊社は家具・インテリアの小売事業をメインに展開している会社です。北海道から福岡まで全国32店舗とオンラインストアを運営しており、プライベート商品とセレクト商品のほか、ドイツ・ミュンヘン発祥のデザイン家具・雑貨ブランド「KARE(カレ)」の国内独占販売を行っています。


このほか、モデルルームなどのインテリアコーディネートサービスや店舗運営で蓄積したノウハウを用いて地方企業の店舗活性化支援などのBtoB事業も展開しています。現在は地方創生の領域にも力を入れており、具体例として、徳島市と包括連携協定を締結し地域経済の活性化に貢献しております。


私たちは経営管理本部の所属で、コーポレート全体の経理を担当しています。


【freeeカード Unlimited導入前の課題】

freee会計とのリアルタイム連携で月次決算のスピードを上げたい

――freeeカード Unlimitedを導入する前に抱えていた課題を教えていただけますか?

: 以前から法人用クレジットカードを複数枚保有していまして、カード利用については各部署に任せる形で運用していました。経理にカード会社から明細が届いたら、カード利用者に内容を確認して仕訳するというのが今までのフローです。


しかし、このやり方だと、どうしても月次決算のスピードを上げられないという課題がありました。また、カード会社から利用明細が届くまで、各部署が何を購入しているのか報告をもらわないとわからないという課題感も持っていました。


――数ある法人カードの中からfreeeカード Unlimitedを選んだ理由を教えてください。

: 弊社ではfreee会計を利用しており、freeeカード Unlimitedの案内ページを見たことが導入を検討したきっかけです。月次決算をスピーディに締めたいということが一番の課題だったので、freee会計と即座に同期できるという点が決め手となり、他のカードと比較することなく導入を決めました。


【freeeカード Unlimitedの現在の利用状況】

11枚の追加カードを発行してfreeeカード Unlimited に集約

――現在、freeeカード Unlimitedをどのように利用されているのかを教えてください。

野村様(以下、野村): 現在は、他のカードを解約してfreeeカード Unlimitedに切り替えました。追加カードを11枚発行し、各部署に配布して使用しています。使途として多いのは毎月決済があるサブスクリプションのほか、プロモーション・販促物、出張費などです。


: 買うという行為でいうと、振込で支払うものやAmazonでの購入、従業員の立て替えなどの方法がありますが、月次決算をスピーディにしたいという課題があったので、できるだけ手間を省ける運用にしたいという思いがありました。


とくに従業員の立て替えは工程が増えるので、freeeカード Unlimited導入後は、カード利用を促すためのルールの整備も行いました。従業員には、Amazonで買えないものはfreeeカード Unlimitedで購入してくださいと案内しています。


――カードの利用はどのように統制されているのでしょうか?

: freeeカード Unlimitedの導入後にワークフローを整理しました。freeeカード Unlimitedでは利用すると即時にfreee会計に同期されて仕訳されますが、使途や消費税の区分を把握し、freee会計に登録する必要があり、ワークフローを利用してカード利用時に申請してもらう仕組みにしています。経理では、申請内容とカードの利用内容を突き合わせてチェックするという流れです。


事前承認のフローにしたほうが統制しやすいと思いますが、カードを利用した部署から申請を上げてもらう方が業務効率は上がるため、このあたりはバランスを重視しました。とはいえ、freeeカード Unlimitedを導入したことでタイムリーに消込ができるようになったので、万が一問題がある使い方をしてしまった場合も素早く対処できる運用にしています。


【freeeカード Unlimited導入後のメリット・改善できた点】

月次決算のスピードを10日短縮。素早い経営判断に活かせるようになった

――実際にfreeeカードUnlimitedを利用してみて、メリットに感じていることや改善できたことを教えてください。

野村: これまではクレジットカード会社から利用明細が届かないと何を購入しているのかわからなかったのですが、freeeカード Unlimitedの導入後は、カードを利用したらすぐにfreee会計に反映されるようになりました。リアルタイムに内容を把握できるので、本当に便利だと思っています。


課題だった月次決算のスピードも大幅にアップしました。今まではカード会社の月締め後に明細が届くまで1週間程度かかり、そこからカード利用者に内容を確認して仕訳するという流れだったため、月次決算のスピードを早められない要因のひとつとなっていました。


そのため、報告会議を月末に設定していたのですが、freeeカード Unlimitedを導入してからは、月次決算を毎月10日で確定し、15日までには報告会議を実施しています。


: 経理の役割はスピーディに数字を出して経営判断や次のアクションに活かせるようにすることだと思っているので、その点でもfreeeカード Unlimitedはとても役に立っています。


――導入前に想定していた以上に便利だと感じた機能やサービスはありますか?

: これまでは各部署から限度額が足りなくなったという連絡があった場合、カード会社の書類に記入して印鑑を押したものを送付していたので時間がかかっていましたが、freeeカード UnlimitedではWeb上で簡単にカード利用上限額を上げたり下げたりできます。


PCの操作だけで変更できるというのは驚きでした。各部署には連絡をくれたらすぐに変更できますと伝えており、便利に運用しています。


【経理部門として今後実現したいこと】

freeeカード Unlimitedは経理業務のDX化を推進

――今後、経理として目指したいこと、実現したいことを教えてください。

: 世の中の流れとしてDX化が進んでいくと思いますが、経理の業務はDXととても馴染むと思っています。経理担当は仕訳などの入力作業に時間を割かれることが多いので、できるだけ人の手を介さずにできる仕組みを作れるのが理想的です。


私たちも遅れをとらないよう、freeeカード Unlimitedのように新しくて便利なサービスはどんどん取り入れていきたいと思っています。


――最後に、「freeeカード Unlimitedはこんな企業様におすすめ」というポイントをぜひ一言お願いします。

freee会計を利用している企業は、ぜひfreeeカード Unlimitedを使ってみるとよいと思います。カードを利用したら1日で同期されるというのは、経理担当としては、やはり一番嬉しいポイントではないでしょうか。


――ありがとうございました。freeeカード Unlimitedは今後も進化を続けてまいりますので、ぜひご期待ください。



Company Profile
株式会社リビングハウス
「心ひろがる世界に住もう。」をコンセプトに掲げ、家具・インテリアの小売事業をメインに、モデルルームや戸建住宅の空間コーディネートや店舗プロデュースなど多彩な事業を展開
■企業ウェブサイト
https://www.livinghouse.co.jp/
■オンラインストア
https://www.livinghouse-store.jp/
■ドイツ・ミュンヘン発祥のデザイン家具・雑貨ブランド 「KARE(カレ)」
https://kare.co.jp/

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