freee導入の背景
事業拡大を進めていく上で自社の数字をタイムリーに把握することが必要
もともと弊社では、税理士事務所に記帳代行を依頼し、社内の経理業務といえば現金出納帳をつけるぐらいでした。そのため、月ごとの試算表が出てくるのが遅く、月末の締め後、長いときには2カ月半はかかっていました。
生産管理システムを使うことで売り上げは明確化でき、利益も見積書を作る段階でおおむね把握することができています。
しかし、利益が実際に見積り通り出るわけではなく、仮に受注額が大きくても材料費や消耗品、残業が多く発生したりすると、足が出ることも珍しくありません。2カ月後にあの仕事は“赤”だったと分っても、手の打ちようがありませんでした。
工場を増設するまでは、一つ一つの仕事に目が行き届いたので、そんな体制でもそれほど問題はありませんでした。
それが、会社の規模が当時の倍になったことで、利益を従来のように感覚でつかむのではなく、タイムリーに把握する必要性を強く感じていたのです。
そんな時、取引先の金融機関から紹介されたのがfreee会計でした。会計業務を社内に移行できそうだったことに加え、コストも安く、ためらうことなく導入を決めました。
freee会計を導入して
仕訳の自動化・推測機能で、試算表は社内で迅速に作成
岩本純一様
freee会計の導入当初にバックオフィス業務の洗い出しから進めたこともあり、導入から約1年が経過した現在、試算表を従来の半分の日数、しかも人員を増やすことなく社内で出せるようになりました。
今は月次決算の早期化と部門別管理を目指し更なる業務の見直しを進めており、最終的には日次決算を目指し たいと思っています。
岩本裕子様
以前、他の会計ソフトを導入したことがありますが、簿記の知識が全くなく、仕訳を打てないこともあって使わずじまいでした。ですから、当初freee会計の導入にも抵抗がありました。
ですが、実際に使ってみると、取引先から送付されてくる請求書をスマホのアプリで撮影してスキャンすれば勘定科目を推測してくれ、インターネットバンクと連動して自動で入出金の仕訳もしてくれます。
簿記にもPCにも詳しくない私ですが、金融機関のコンサルチームから支援も頂けたこともあり、freee会計をしっかり使えるようになりました。
さらに、freee会計はクラウド上で税理士(freee認定アドバイザー)と帳簿を共有できるので、分からない部分はコメント機能を活用すれば、税理士側で内容の確認をしてくれます。ですから、帳票類はすべて撮影してfreee会計上にアップをし、税理士がいつでも確認できるようにしています。
freee会計のおかげで、今では月の仕訳のうち半分くらいが自動化されました。もし、他の会計ソフトだったら、以前と同じように自計化を断念していたかもしれないですね。