フリーランスとのやり取りがスムーズに freee業務委託管理で請求書管理業務を大幅効率化

エン・ジャパン株式会社
経営戦略本部 新規事業開発部 責任者 塩見 拓己さん、担当者 畠山 純 さん

課題
請求・支払の入力や管理をラクにミスなく下請法、フリーランス保護法対応

エン・ジャパン株式会社は、求人情報メディアや人材紹介サービスなど、多角的に人材領域のサービスを提供している企業です。


「freee業務委託管理」の前身となる「pasture」は、エン・ジャパンが運営していましたが、2023年12月よりfreeeへグループジョインしています。


今回は、pastureの開発・運営に携わった経営戦略本部 新規事業開発部の責任者である塩見拓己さんと、同部署でfreee業務委託管理を活用している畠山純さんに、活用シーンやメリットについて伺いました。


月末月初の請求書管理作業が3営業日から30分に 紙の管理からの脱却し、業務に集中できるツールを

――2018年にリリースされたpastureは、2023年12月より「freee業務委託管理」として新たなフリーランス・業務委託管理サービスになりました。当初はどのような経緯で開発されたのでしょうか?

塩見拓己さん(以下、塩見): 2016年頃から新規事業開発に携わってきたのですが、当時はエン・ジャパンが展開する人材領域以外での事業やサービスが求められていました。そのため、社内の人間だけではスピーディに事業を進めるのが難しく、さまざまな業界・業種の方と業務委託を結ぶ必要があったのです。


しかし、社内のペーパーレス化は進んでおらず、NDAなどの契約書や請求書は、全て紙での管理でした。お仕事をお願いするパートナーの方が1〜2名であれば対応できましたが、関わる方が増えていくと、月末月初が請求書の管理だけで手一杯になることも……。フリーランスの方を一元管理できるツールがないか? と自社開発したのが、freee業務委託管理(旧pasture)でした。


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――新規事業を立ち上げていく中で、ご自身のお困りごとを解決するツールを開発されたんですね。ツールでの管理を始めたことで、どのような変化が生まれましたか?

塩見: 紙で管理していた頃は、新たにフリーランスの方に仕事をお願いする場合、社内稟議を通して決済番号を取得し、予算を取る際にも紙の稟議書を発行していました。


また、NDAの契約を結ぶ際にも紙の契約書を郵送し、発注書や請求書、パートナーの方からいただいた請求書を社内に渡す際も紙に印刷して……とお互いが苦労しなければならない状態でした。


月末月初の請求書管理に2〜3営業日かかっていたものが、導入後は、画面上での確認だけでよくなったためトータル30分ほどで完了できるようになりました。パートナーの方にも管理画面上で必要事項を入力いただくだけで完結するため、郵送の手間もありません。


また、開発する事業とパートナーの方の数が増えても、pastureがあることで他プロジェクトを運用する部内での一元管理が可能になりました。社内の効率化はもちろん、パートナーの方にも大きな手間をかけることなく、事業に集中いただけるようになったと感じています。


――freee業務委託管理となった現在は、どのようにご利用されているのでしょうか?

畠山純さん(以下、畠山): 当時と変わらない方法で利用しています。具体的には、継続して業務委託をお願いしているパートナーの方との契約・発注・請求書管理です。


ミスなく、必要書類がスムーズに作成できるのが魅力

――御社ではどのくらいのパートナーを登録していますか?

畠山: 現主に、半年や1年間単位で毎月請求が発生するような、長期でご一緒する方を対象に、現在、10名弱ほどのパートナーの方を登録しています。そして、プロジェクトごとに発注書やタスクを作成しています。


全ての作業がオンラインで完結できることもあり、パートナーの方からは「操作がわかりやすい」「時間をかけずに、簡単に請求書をつくれるのでありがたい」といった声をいただいています。


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――パートナーの方々から「使いやすい」という声があるのは、うれしいですね。

畠山: 私にとっても使いやすく、わかりやすいツールです。特に、書類のミスが少ないのは魅力に感じています。


パートナーの方ごとに異なるフォーマットの請求書をいただく場合、必須項目の記載漏れや、支払い期日、口座番号の間違いなど、細かなミスがあっても、見逃してしまうことも。


freee業務委託管理なら、管理画面上で入力いただくだけで必要書類に反映され、通知が届くので、手続きがスムーズかつ、ミスを見逃すこともありません。双方の手間が減ることは大きなメリットです。


多様な働き方の中で、社会がよくなるための事業を築きたい

――今後の展望を教えてください。

畠山: 新しい事業が増えていくと共に、エンジニアやデザイナーの方など、関わるパートナーは増えていきます。新たにお仕事をご一緒する方にも、freee業務委託管理を使っていただき、共に事業を成長させていきたいです。


塩見: 当社のパーパスである「誰かのため、社会のために懸命になる人を増やし、世界をよくする」に沿って、多様な働き方の中で世界をよくする事業を生み出していきたいです。


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――freee業務委託管理を検討している方へアドバイスをお願いします。

畠山: 簡単でわかりやすい操作性なので、どんな方にも使っていただけるツールです。私たちがご一緒しているパートナーの方からもお墨付きをいただいており、発注側も受注側もお互いにとってメリットを感じていただけると思います。


塩見: フリーランスのパートナーの方とお仕事をご一緒している企業であれば、freee業務委託管理を使うメリットを感じていただけるはずです。2〜3カ月もあれば、運用方法や操作に慣れるでしょう。


コロナ禍以降、働き方が多様化し、社外のパートナーの方にお仕事を依頼する企業が増えていると思います。「現在、困っていないから」と、このようなツールの導入が後回しになっているかもしれませんが、手が回らなくなる前の対策が大切です。


業務委託も社員も関係なく、お互いが同じ目線、ひとつのチームで仕事をすることが今後求められてくるのではないでしょうか。その一歩目として、freee業務委託管理を導入いただければと思います。


(執筆:つるたちかこ 撮影:小野奈那子 編集:ノオト)


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