freee導入の背景
ストレスだった記帳業務からの解放
もともと使っていた会計ソフトは、創業時に顧問税理士から薦められたもので、紙の帳票がそのままソフトに置き換わったタイプだったため、経理がはじめての私には非常に使いにくく感じていました。
現預金の出納帳ならまだいいのですが、仕訳伝票を打つ際には、その都度、科目番号を入力する必要がありました。いつもデスクに番号一覧表を置き、それとにらめっこしながらだったので、 記帳業務は強いストレスでした。
freee会計の導入は、顧問税理士が「freee認定アドバイザー」になったことで薦められたのがきっかけです。その時、決め手になったのは、税制や機能のバージョンアップの手間がなく、ソフトの買い替えが不要なことと年間コストが下がること、そして何よりもシンプルでわかりやすい操作画面でした。
以前のインターフェイスでは「どんな機能があるか知っておこう」という気にはなれませんでした。
freee会計は知識がない私でも違和感なく使うことができ、使っていくうちに、どこにどんな機能があるのか自然に分かるようになりました。
freee会計を導入して
P/L・B/Sもしっかり見て経営を行うように
freee会計の導入でまず実感したのは、勘定科目の番号を覚える必要がないため、記帳業務が大幅に楽になったことです。導入がちょうど北陸新幹線開通のタイミングで、お客様も仕入れも大幅に増えて大変だっただけに本当に助かりました。
中でも便利なのが、インターネットネットバンクとの連携と自動仕訳です。
以前は、通帳を見ながら会計ソフトに入力する手間がストレスだったため、口座の動きをエクセルで管理し、そのエクセルを見ながら会計ソフトに入力をしていました。
その結果、通帳、ソフト、エクセルでの複数管理を行ってしまい、それ ぞれの数字が異なることも珍しくありませんでした。
しかし今では、freee会計を使うことで、口座の利用明細から自動で帳簿付けが可能なため、入出金の度に都度行うの転記作業がなくなり、入力のストレスはほとんどなくなりました。
また、会計への抵抗感が減ったことで余裕が生まれ、事業の「数字」に興味を持てるようになりました。以前は、日頃気にしていたのは売り上げだけで、試算表も年度末に目を通すだけでしたが、今はP/LもB/Sもリアルタイムで前期、前々期と比較しながら細かく見ています。
おかげで、今まで見えなかった改善点に気付くようになり、期末までの予算立てやモチーベションアップにも役立っています。
今後は、freee会計の機能をさらに使いこなし、POSレジと連動させるなど、より一層経理業務を効率化して、数字を把握するスピードを上げたいですね。 帳簿をクラウドで閲覧できるようにしている税理士、銀行との連携も深め、他の観光地や県外などへの2号店出店のチャンスをつかみたいと思っています。