freee申告初の実地研修&決起会(忘年会)のレポート
11/5~8 freee申告初の実地研修&決起会(忘年会)を全国4か所で開催!
福岡、大阪、名古屋、東京の全国4か所で連日開催し、総勢224名の方にご参加いただいた一大イベントとなりました。
実地研修では、参加者一人一人にデモアカウントをご用意し、実際にfreee申告で年調、確定申告の業務を体験できる機会を設けさせていただき、決起会(忘年会)ではファンコミュニティである「freee "マジカチ" meetup!」について、各地域のコミュニティリーダーよりご案内もございました。
実地研修 第1部 年末調整・法定調書
freeeを使用した年調・法定調書業務の概要
講師はfreee申告のプロダクトマネージャーの高木が行いました。
まずはじめに、一般的な年末調整・法定調書の業務フローに加え、freeeを用いた業務フローの概要をご説明しました。
年末調整の必要情報や控除書類を顧問先が入力するパターン、会計事務所が管理者として入力するパターンの2つに触れ、freee活用のポイントをお伝えしました。
顧問先の従業員が使い慣れたPCやモバイルから情報を入力するだけで、マルフ、マルホ、マルハイが自動的に作成され、会計事務所での転記が不要となります。また、会計事務所で年末調整を請け負う場合でも、ステップに沿って入力していくと、抜け漏れもなく業務を進められ、管理画面で進捗を確認できるためフォローアップしやすいという利点があります。
デモアカウントを用いた実地研修
参加者は管理者の立場で業務を進め、添付資料をもとにfreee人事労務に保険料の情報を入力し年末調整を完了し、12月給与に還付・追徴の反映を行いました。
その後、freee申告にログインし、freee人事労務側での入力情報をもとに申告書類が自動的に選択、作成されていることを確認し、一気通貫による転記工数の削減を体験しました。
特に、従来の申告ソフトで手打ちに時間を要していた一人別徴収簿の自動作成について、効率化を実感できたというお声を多く頂きました。
また、freee会計と連携し、取引先や勘定科目などを集計し、支払調書を作成するための具体的な手順をご紹介しました。他社ソフトでもあまり見られない細やかな連携にfreee申告の魅力を感じていただけたのではと思います。
さらに、地方税の電子申告前の準備作業として、各市区町村への届出が必要となりますが、freee申告では一括で申請が可能です。この機能についても「今年度ぜひ活用したい」とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。
実地研修 第2部 確定申告
デモアカウントを用いた実地研修
年末調整同様に、冒頭でfreeeを用いた確定申告業務を概観し、さっそく実戦形式の研修をおこないました。
freeeではステップに沿った所得や控除に関する質問、たとえば、「病気等で病院に行ったり、医療用の市販薬を購入しましたか?」という問いに答えていくことで、申告書類が作成されます。
実務知識があまりない人にとっても、迷わず入力できるメリットがありますし、実務知識がある人にとっても、適用するべき所得や控除について抜け漏れがなくなる網羅性という利点があります。
また、freee申告の全税目に共通する特徴的な機能として、「項目マップ」をご説明しました。帳票間の繋がりを可視化し、連携する帳票に遷移することができるユニークな機能です。所得税でも有用ですが、別表が多い法人税ではより活用されているオススメ機能です。
さらに、「スキーマチェック」についてもご好評いただいました。e-TaxやeLTAXで受付できない文字列や文字数制限に対して、エラーを出し、該当箇所への遷移が可能です。従来は、電子申告アプリと申告書作成アプリを行ったり来たりし、該当のエラー箇所を探す必要があったため、ストレスを感じる方も少なくなかっただけに、利便性を感じていただくことができました。
決起会 (忘年会)
freee申告のプロダクトビジョン
COO尾形よりfreee申告リリース後の3年間の歩みと、これからのビジョンについてお伝えいたしました。
2017年3月に法人税をリリース、その後、年末調整、申請届出、所得税と着実に税目や帳票を拡大し、累積の申告書作成数はおかげさまで18,000件に到達しました。
freee申告の目指す提供価値は「会計、人事労務、申告を一体で利用することで申告業務が劇的にラクになる世界を届ける」であり、結果としてアドバイザーの皆さんがより創造的な活動にフォーカスできるようにしたいと考えています。
「スモールビジネスを、世界の主役に。」というfreeeのミッションを実現するためには、アドバイザーである会計事務所の皆さんとの協業が必須です。そのためにfreeeは強みとするデータ収集と適切な可視化を一層強化することにコミットする一方、アドバイザーのみなさんは可視化されたデータをもとに、中小企業の経営的な意思決定への関与をより深めていただきたい旨お伝えしました。
今年度の開発方向性とイチオシ機能
freee申告のプロダクトマネージャーの高木より、今年度大きく機能アップデート予定の所得税のデモやデザインのモックアップを披露させていただきました。
freeeでは、申告ソフトの中では珍しくUXデザイナーを専任でアサインしており、ユーザーテストや業務観察をもとに課題を抽出、あるべき機能を整理し、毎年の開発に活かしています。
そうした中で、今年度の所得税では所得と控除のステップ形式の入力箇所をfreee申告の中に設け、昨年多くフィードバックをいただいていた「freee会計との再連携」や「修正のしづらさ」といった課題を克服し、さらなる業務効率化につながるようUI変更を加える予定です。
リリース時期がきましたら、再度ご報告いたしますので、乞うご期待ください。
freee "マジカチ" meetup!について
freeeファンコミュニティである「freee "マジカチ" meetup!」について、各地域のコミュニティリーダーよりご案内がありました。
アドバイザー様主導で開催されている本コミュニティは、全国7か所(東京・大阪・名古屋・福岡・広島・北海道・沖縄)で開催され、400名近くの方にご参加いただいているイベントです。
LT (Lightning Talk)・グループワーク・懇親会というmeetup当日の流れについてや、参加することによるメリットとして「ベストプラクティスを共有することができる」「横のつながりができて楽しい」などのお話がありました。
ご興味がある方はぜひこちらをご覧ください。
いかがでしたか?
おかげさまで全会場すべてトラブルもなく、大盛況で幕を閉じることができました。
今後も弊社は「マジ価値を届けきる集団」として様々な取り組みを行ってまりますので、引き続きよろしくお願いいたします。