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freee Open Guild #06「freee SDK特集」イベントレポート

11月8日(金)、五反田のfreee会議室で「freee Open Guild #06」が開催されました。今回のfreee Open Guild は、「freee SDK」の開発者をお招きして、開発プロジェクトの裏側をたっぷり語っていただきました。当日のTwitterの様子はこちら

目次

freee Open Guild 06

freee SDK とは

SDKとは「ソフトウェア・ディベロップメント・キット」の略称です。何かのシステム開発を行う際、SDKがないと、一から認証・データ読み取り・書き込み・そのほかの処理を作る必要があり、開発工数がそれなりにかかります。SDKには、システム開発に必要な開発済みの各種のロジックが用意されているため、一から開発を行うよりも少ない工数で済みます。

freee は、開発者向けに、2019年10月16日に「freee SDK」をリリースしました。このSDKはオープンソースライセンス(MIT)で配布されており、freee APIを利用したシステム開発者は、どなたでも自由に利用することができます。第一弾として、JavaC#のSDKを、GitHub上で頒布しています。

参加者の熱気がすごかった

イベントには、予定していた募集人員を大きく上回る参加申し込みがありました。急遽、増枠して対応したのですが、増枠分もすぐに埋まってしまいました。申し込んだにも関わらず、参加できなかった皆様、申し訳ありませんでした。

当日は、開場1時間前から来場する方もおり、関心の高さを感じました。

SDK開発の裏側

イベントは、freeeのDevRel担当・長内の司会により進行。自己紹介タイムの後、SDK開発者の皆様による、開発の裏側についてのセッションが始まりました。

freee Open Guild 06

今回のセッション担当は

の4名。いずれもMicrosoft MVPを受賞している、豪華な講師陣となりました。
開発にあたっては、GitHub 上に公開されている freee API のスキーマに準拠しつつ、JavaやC# など、各言語の流儀を踏まえて開発したとのこと。また、公式パッケージマネージャーから取得できることを意識したそうです。

freee Open Guild 06

セッション中、実際にライブデモを行うなど、チャレンジングな試みも交えながら1時間にわたって中身の濃い開発話を語ってくれました。セッションで使われた資料は以下に公開されているため、ご興味がある方は是非ご覧ください

2つの Lightning Talk

メインセッションが終わった後は、2本の Lightning Talk が披露されました。

最初は、公認会計士ながら、プログラミングも行う@KBにゃすさん。自ら執筆した同人誌で技術書典に参加した話をしていただきました。この同人誌、なんと商業出版としても販売が決定したそうです。興味がある方は要チェックですね!

2人目は、メインセッションの講師と同じく、Microsoft MVPである@mishizakiさん。freee SDKを利用して、オープンソースのWebDBである「Pleasanter」とfreeeを連携した話を披露していただきました。

freee Open Guild 06

この連携については、ブログ記事としても公開されていますので、是非ご覧ください。

懇親会も盛り上がりました

Lightning Talk 終了後は、懇親会の時間です。お互いの自己紹介をしつつ、交流を深めました。予定終了時間の22時を過ぎても話は尽きず、大変に盛り上がった懇親会となりました。東京以外で freee Open Guild を開催しましょう!という企画話もあがり、人の輪・情報の輪が広がっていることを実感しました。

次回は12月18日(水)に開催

盛り上がりながら終了した freee Open Guild。次回は12月18日(水)、#06と同じく、freeeの会議室で開催予定です。

お申し込みはこちら

今回参加いただいた皆様、そして今回は残念ながら参加できなかった皆様も、ぜひご参加ください。12月にまたお会いできることを楽しみにしています!