freee Open Guild #07「API使いこなし特集」イベントレポート
2019年12月18日(水)、五反田のfreee会議室で「freee Open Guild #07」が開催されました。今回のfreee Open Guildは「API使いこなし特集」と題して、OAuth2.0やkintone と freee のAPI連携について詳しく勉強しました。
当日のTwitterの様子はこちら。
OAuthの概要を学ぶセッション
最初のセッションは、Auth屋さんによる「30分で『OAuth2.0完全に理解した!』」。Auth屋さんは、業務でOAuthに携わり、OAuthに関する技術同人書も執筆しています。
セッションでは、freeeのAPIを例に
- OAuthの登場人物
- OAuthとは何か
- OAuthを使うと何が嬉しいのか
- 認可コードグラントとインプリシットグラント
などなど、OAuthの概要をぎゅぎゅっと詰め込んだ、中身の濃いセッションでした。スライドに差し込まれていた図解がとても分かりやすく、一見難解に見えるOAuthの流れや仕組みが整理された、とても勉強になるセッションでした。
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kintone エバンジェリストがfreee APIを触って見た!
2番目のセッションは、kintoneエバンジェリスト・長井祥和さんによる、freee API とkintoneの連携に関するセッション。「kintone エバンジェリストがfreee APIを触って見た!」と題して、freee API からkintoneとの連携を行うまでを、実際の流れとともにご紹介いただきました。
スライドのページ数、実に89ページ(!)の大作で、freeeのアプリ作成・APIへのコール・kintone関数を利用したデータ連携までを、非常に分かりやすく説明いただきました。個人的な感想ですが、このままAPI連携のリファレンス資料として使えそうな、非常に丁寧な作りの資料で、大変参考になりました。
長井さん曰く「freeeのAPIスタートガイドがとても分かりやすかった!」とお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます!
freee API のスタートガイドはこちらです。
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Lightning Talk
本編のセッションが終わった後は、Lightning Talkの時間です。今回は3名の方から立候補がありました。
最初は、広島の kintone エバンジェリスト、安藤さん。「APIから雑に理解するfreeeの取引と決済」というLTをしていただきました。freee独特の概念である「取引」を取り上げて、解説してくれました。エンジニアらしい、ロジカルで明快な説明には、思わず目から鱗が落ちました。
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2番目のLTは、Authleteの川崎さん。川崎さんからはCIBAに関するLTをしていただきました。CIBAは「OpenID Connect Client Initiated Backchannel Authentication Flow - Core 1.0」の略称です。CIBAについて簡潔かつ分かりやすい資料にまとめておられました。
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3番目のLTは、公認会計士でありながらプログラミング技術にも長けている、羽毛田さん。「freee APIを使いやすくするライブラリを作りました」と題して、TypeScript で開発したfreee API 用のライブラリを、実際のコード解説を交えてご紹介いただきました。GitHub にも、ライブラリを公開されています。
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次回は広島で開催!
多くの方にご参加いただき、大変盛り上がったfreee Open Guild。次回は2020年2月7日(金)に、広島で開催します!
Biz Tech Frontier 2020でお待ちしています!
最後に宣伝です。freee API とオープンプラットフォームの未来を共有するイベント「Biz Tech Frontier 2020」が、2020年2月5日(水)に、東京・渋谷で開催されます。
LINEの砂金さん、Tablyの及川さん、freee CEOの佐々木、CTOの横路など、豪華な登壇者が出演予定です。ぜひご参加ください!