メディア運営の「めんどくさい」を撲滅する!〜メディア運営のプロが語る効率化のコツとノウハウ〜
12/9(水)にオンラインにて、【メディア運営の「めんどくさい」を撲滅する!〜メディア運営のプロが語る効率化のコツとノウハウ〜】と題して、無料オンラインセミナーを開催しました。
freeeではfreeeサービスの使い方だけではなく、お客様のビジネスに役立つ情報を発信することを目的にオンラインセミナーを実施しております。今回はメディア運営をされている方向けに、3名のゲストスピーカーをお呼びして「メディア運営の効率化テーマ」にセミナーを開催しました。
目次
- 各登壇者によるライトニングトーク
- 手間をかけずに "ハイクオリティ" な記事を生み出す 「企画づくり」「著者探し」のコツ
- ライターさんとのキャッチボールをミニマムに抑え、爆速で原稿をFIXさせる個人的ノウハウ
- 1人でもできる! 校正・校閲を仕組み化して「恥ずかしくないメディア」にする方法
- ライターの発注管理を効率化するfreeeスマート受発注
- 座談会
各登壇者によるライトニングトーク
まずは各登壇者より、「企画づくり、ライター探し」「ライターさんとのやりとり」「校正/校閲作業」の3つの効率化について実際の自社の運用方法を踏まえながら、ライトニングトークをしていただきました。
手間をかけずに "ハイクオリティ" な記事を生み出す 「企画づくり」「著者探し」のコツ
最初の登壇者は、半年で100万PVを記録した「YAMAP MAGAZINE」の編集長を務める中條 真弓さんから、「企画づくり、ライター探し」の効率化をテーマにお話いただきました。
※「YAMAP MAGAZINE」は登山アプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップが山にまつわる情報発信をするwebメディア。
メディアを成長させるためには、ハイクオリティーな記事と記事を生み出し続けるライターさんを見つけることが重要です。しかし記事を出すことが目的になってしまい、なんとなく企画作りをし、なんとなくライターさんを探してしまいがちです。 結果的にメディアとしての軸がブレてしまい、余計に時間がかかってしまいます。
中條さんは兎にも角にも初期設定をちゃんとして軸をブラさないことが、ハイクオリティーな記事と記事を生み出し続けるライターさんを見つけることにつながると言います。
「読者象」、「興味関心」、「キーワード」の3つの点を意識して初期設定を念入りに行うことで、その後の企画やライター探しでも軸がブレることがなく、効率的にメディアの成長につなげることができると話します。
メディア運営において基本ではありますが、「誰の」「どんなニーズ」に答えるメディアなのか改めて定義することで、メディアの成長につなげることができるかもしれません。
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ライターさんとのキャッチボールをミニマムに抑え、爆速で原稿をFIXさせる個人的ノウハウ
次の登壇者は、株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)のコンテンツエバンジェリストととして数々のメディア運営に携わり、自身もライターとして活動している中山順司さんです。中山さんからは「ライターさんとのやりとり」の効率化をテーマにお話いただきました。
※コンテンツエバンジェリストとは検索エンジンと人の心を鷲掴みするコンテンツ作りの研究と布教活動が主な仕事。
原稿を完成させるのはとても手間がかかる。特にライターさんとのやりとりは原稿を完成させるために必要不可欠なものです。しかし無駄なやりとり行うことで、両者が疲弊してしまったり、フィードバックが無機質になったりすると、非効率かつメディアの成長にも繋がりません。
そこで重要になるのが「良いフィードバック」をできているかどうかだと中山さんは言います。「良いフィードバック」は「実行可能」、「客観的」、「双方向」この3つの条件を満たしていることが重要であると言います。
「実行可能」=指示・提案・感想をはっきりさせて、ライターさんにやって欲しいことがなんなのか明確にする
「客観的」=個人的意見ではなく、読者視点になる
「双方向」=一方的なフィードバックではなく、双方でフィードバックし合える関係であること
自分がしたフィードバックを振り返る機会は、ほとんどありません。だからこそ気付きにくい点ではありますが、もしかしたらやりとりを複雑にしているのはメディア編集者自身なのかもしれません。今一度自分のフィードバックを見直して、無駄なやりとりをしていないか振り返ることで、効率化することができるかもしれません。
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1人でもできる! 校正・校閲を仕組み化して「恥ずかしくないメディア」にする方法
最後の登壇者は、月間3億ページビューを超えるニュースサイト「ねとらぼ」の編集者である杉本吏さんに「校正/校閲作業」の効率化についてお話いただきました。
メディア運営をする上で、欠かせない「校正/校閲」。誤字・脱字のチェック、用字用語チェックなど基本中の基本ですが、メディアとしてできていないと恥ずかしいものです。時間をかけて行いたいが、かといって一つ一つ個人の判断で「校正/校閲」を行うことは非効率です。そこでしっかりとルールを決めて「校正/校閲」をすることが大事であると杉本さんは言います。
一言でルールを決めて効率化すると言ってもいろんなレベルがあります。一言一句社内でルールを決めて運用を回すことは逆に非効率です。だからこそ、ツールを使うことで、ある程度の世の中一般的なルール設定を行うことが重要であると話します。
※上の画像は、杉本さんが実際に使われているツール
これからメディアを大きくしたいと思っている方は、ぜひ上の写真を参考に「校正/校閲」のツールに選び、自社のルールを定めてみてください。
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ライターの発注管理を効率化するfreeeスマート受発注
ライターの発注管理を効率化するツールとして、2020年12月2日にリリースしたfreeeスマート受発注を紹介しました。freeeスマート受発注のPMを務める岡田は、自身もライターとして活動しています。「自分自身がライターとしてどういう発注を受けたいか考えて、自分が欲しいと思うサービスを作った」と岡田は言います。
※PM=プロダクトマネージャー
従来発注側における課題として、事務処理で煩雑なやりとりの往復をされているケースがあります。複数の書類を作って、メールでやりとりをすることは、ライターにとっても編集者にとっても負担になっています。これが原因で、請求漏れや転記ミスなどが起こってしまうことも珍しくはありません。
そこでスマート受発注は、発注者とライターさんがクラウド上で同じデータを共有しあうことで、転記作業は一切不要になります。また、PDF出力などをすることなく、全て電子データとしてサービス内でやりとりを完結することができるため、受発注業務全体のプロセスを短縮することが可能です。
完全無料でご利用いただけますので、ぜひお試しください。
詳しくはこちら
座談会
座談会では、ライトニングトークの内容についての質問や編集者としての切実な悩みなどを中心に、登壇者がざっくばらんに語り合いました。
トークテーマ例
- 記事の管理やライターさんとのコミュニケーションに使えるツールについて
- 上手くライターさんを集めるコツはありますか?
- 記事を公開したあとのフィードバックってどれくらいしてますか?
多くの方にご参加いただき、今回のセミナーも大変盛り上がりました。
freeeでは定期的に無料のオンラインセミナーを実施しています。是非ご興味あればご参加くださいませ。
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