確定申告に向けた丸2週間のひとり合宿が不要に。freee導入で生み出せた時間という資産

株式会社U.garden
代表取締役社長 向井ゆうじ氏

課題
税理士さん・会計士さんとの業務効率化

京都府で、河川の草刈りなどの公共事業から個人宅の庭のお手入れまで幅広く対応しているのは、株式会社U.garden。初年度は向井様が自ら経理業務を行っていました。簿記や会計の知識が無い中での経理業務は大変で、確定申告前には深夜まで事務所にこもっての準備が続き、主業務に時間が割けなかったそうです。しかし、税理士さんと出会い、薦められた“クラウド会計ソフトfreee(以下、会計freee)”を導入後は、月6時間の作業だけで経理業務が完結するようになったと話します。

事業について

造園と土木が事業の2本柱、幅広い案件を手掛ける

3年前にU.gardenを設立しました。事業の大きな軸は、造園と土木です。造園は、公共案件が多くて、河川の草刈りや大きな工事を任せていただける機会も増えてきました。土木の方は、外構工事と言って舗装や排水なども含めた建物本体以外の外部廻りの工事を、大企業などのプロジェクトに参画して担当させていただいています。


高校から造園・土木を学ぶコースに進学し、この道一筋です。最初の就職は城崎の造園会社だったので、温泉旅館や町屋の造園にかかわる仕事が多くありました。別の造園会社に転職してからは公共の仕事に携わる機会が多くなり、色んなジャンルの仕事に関わったことで得た幅広い知識が今の仕事に活きています。


公共案件以外に、「庭を整備してほしい」といった個人からのお仕事も請け負っています。周りには住宅のリフォーム等の要望に対応できる仲間もいて彼らを紹介することもできるので、家にかかわる悩み相談もよく寄せられますよ。


freee会計導入前の経理状況

年度末は確定申告のために丸2週間を費やしていた

会社の起ち上げにあたって、事業登録の手続きや、会計処理の方法など具体的なことがわからず困っていました。そこで、商工会議所に行き説明も受けたのですが、正直難しくてよくわかりませんでした。結局、初年度は、月末は請求処理に、年度末は確定申告に追われることになります。


当時はバックオフィス業務もすべて自分で行っていたのでかなり大変でした。CD-ROMで販売されている他社の会計ソフトを使って、初年度の確定申告を行うことにしたのですが、これがまた難しくて。「このソフトを使えば簡単にできるだろう」と甘く見ていたものの、簿記の知識が無い私は項目の振り分けからつまずいてしまいました。


結局、年度末は事務所に缶詰め。毎日深夜3時頃まで確定申告の準備に取り組む日々が2週間続いて、どうにか提出することができました。この作業があったために、本業に時間を割くことができず、しかも会計の知識無く取り組んでしまったために多額の税金を納めないといけなくなるなど、知識が無いと損をするなということに気付きました。それから、自分で知識を付けるよりもプロに任せた方が早いし正確だからと、税理士さんにお願いすることにしたのです。


今担当してもらっている税理士さんから「この会計ソフトを使えば、経理業務が楽になりますよ」と進められたのがfreee会計でした。話を聞いてみると、freee会計は入力も簡単で、こちらが入力したデータをリアルタイムで税理士さんと共有することができるツールだと知って、これなら効率よく経理業務が進みそうだと思い、導入を決めました。作業にかかる負担はそれほど重くなさそうだったので、このタイミングから、経理業務は妻に任せることにしました。


freee会計導入後の効果

年度末は仕事に集中できると話す向井さん

経理作業にかかる時間がたったの月6時間に

freee会計導入後は、妻が月に6時間ほど稼働するだけで、経理業務が片付くようになりました。3人子どもがいて、1番下の子はまだ1歳なので子育てにも忙しいのですが、この作業量なら子育てしながらでもこなせると言ってくれています。


もちろん、常に状況は税理士さんに共有しているので、確定申告もスムーズで、年度末に私が事務所にこもる必要はまったくなくなりました。年度末は、仕事の依頼も増える時期なので、そのぶん仕事に専念して売上を伸ばすことができています。


freee会計を使えば、簿記や会計の知識が無い妻でも、簡単に経理処理ができるようです。妻はMacユーザーなので、Macに対応していることも嬉しいポイントですね。ときどき「このお金は経費でもないし、どのジャンルにあてはまるのだろう?」と項目の振り分けに困ることがあるみたいですが、そうしたときは、税理士さんにすぐに相談してアドバイスをもらえる関係性が作れているのでとても助かっています。


税理士さんとは月に1回は必ず顔を合わせています。打ち合わせでは、freee会計の画面を見ながら改めて財務状況の推移について話したり、なんらかの設備投資をしたいときには「タイミングはいつがベストか」と相談したりしています。


データはfreee会計を通じて共有していますが、あえて直接会って話すことで、より信頼関係も生まれて、事業にも財務にもプラスになる話ができるのではないかと思っています。「会社を立ち上げた以上、現状維持ではもったいないから成長させていきましょう」と熱い話をして、事業計画の相談に乗ってもらうこともありますよ。


今後の展望

freee会計導入によって生まれた時間は自分と家族のために使う

freee会計を導入し、税理士さんや妻の力を借りるようにしたことで、仕事終わりや休日に事務処理に追われることがなくなりました。家に仕事を持ち帰ることもしなくなったので、空いた時間は、前からしたいと思っていたことや趣味、そして家族と過ごす時間に充てることができています。


以前から体を鍛えたいと思っていたので、先月からスポーツジムにも通い始めました。あとは、趣味の釣りを楽しむ時間も増えましたね。そして、私自身ラグビーが大好きであり、子どもも毎週日曜日にはラグビーをしているのですが、その練習や試合に毎週付いていくことができるようになりました。こうした時間が過ごせることで、仕事以外の時間もより豊かになったと思います。


今後は、仕事を手伝ってくれているメンバーと家族ぐるみで旅行に行ってみたいという思いもあります。今は固定で1人のメンバーに手伝ってもらっていて、繁忙期には学生のアルバイトを含めて7〜8人と一緒に仕事をしています。みんなでよくごはんには行くのですが、日頃頑張ってくれているのでねぎらいの意味も込めて旅行のような機会が作れたらというのが目標です。


freee会計を導入したことで、経理業務にかかる時間が短縮されてとても便利なので、周りの事業者仲間にもおすすめしていますよ。未だにノートに記入したり領収書を貼付けたりするなどアナログな会計管理を行っている方もいるようですが、こんなに便利で安価なツールがあるのだから、どんどん活用していくべきではないかと思います。

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